錦織圭、今週は2014年の最終戦、パリ室内マスターズに出場している。ここの成績次第でATPファイナル出場ができるかどうか決まる大切な試合だ。
錦織は初戦である2回戦でロブレドと対戦。ATPファイナルが頭の片隅にあるのだろう、やや固くなり、第1セットのタイブレークを6-7(4-7)で落としたが第2セットを6-2、ファイナル・セットを6-3で取り3回戦へ進出した。
「どんな結果になっても(他人の試合はコントロールできないので)自分のプレーに集中したい」と錦織、3回戦はソンガと対戦する。
<2回戦>
〇6)錦織圭 67(4) 62 63 ●ロブレド(ESP)
最初のロブレドのサーブ、30-40と錦織はブレーク・チャンスを掴む。
錦織のストロークは深く入ったかに思えたがアウトのコール、
錦織はチャレンジ、スローモションはイン!
しかしこのポイントはレット、やり直しになってしまう。
2度のブレーク・ポイントがあったが、ロブレドがキープ。
ロブレドは32歳、17位。
バレンシアでは決勝に進出、マレーに3-6 7-6(7) 7-6(8) で敗れたが大接戦、マッチポイントを5度握っていた、など調子が良い。
お互いにキープが続き、6-6、タイブレークに突入する。
タイブレーク
錦織のフォアがワイドで1-2とミニ・ブレークを許すが、
次の18回のラリー戦を制し、2-2
3-3、フォアがネット、3-4、ミニ・ブレークされる
リターンがロング、ロブレド、5-3、
フォアをオープンに決められ6-3とセットポイントを握られる
4-6、錦織はなんとフォアをサイドにアウトしてしまい、4-7で第1セットを落としてしまった。
第2セット
ロブレドサーブの第6ゲーム、
錦織はダウン・ザ・ラインを決め0-40
20回近くのラリー戦、最後はドロップ・ショットを決めて遂にブレーク、4-2とリードする。
15-40でセットポイント、ロブレドのフォアはワイド、2つブレークし6-2で第2セットを取り返す。
ファイナル・セット
連戦の疲れが出たのか?ロブレドは治療を受ける。
先に錦織はロブレドのサーブをブレーク。
第5ゲーム、やや勝利を意識したか錦織は手こずるもののしっかりとキープ、4-1とする。
最後のゲームでもロブレドの粘りに苦戦するもののしっかりとキープ、6-3で勝利した。
気になるATPファイナル出場を賭けたレースランキング。錦織は現在6位。
1位ジョコビッチ、2位フェデラー、3位ナダル、4位ワウリンカはトップ8内が確実なポイントを獲得している。それと7位のチリッチはUSオープン優勝した事でATPファイナル出場を決めた。
だがナダルが盲腸炎でATPファイナル不出場となったので、残るは4つのスポット。マレー、錦織、ベルディヒ、フェラー、ラオニッチ、ディミトルフらで争っている。
<10月27日付レースランキング>
1 ジョコビッチ 9,010
2 フェデラー 8,520
3 ナダル 6,835
4 ワウリンカ 4,805
5 マレー 4,295
6 錦織圭 4,265
7 チリッチ 4,150
8 ベルディヒ 4,105
9 フェラー 3,865
10 ラオニッチ 3,840
11 ディミトルフ 3,555
12 ソンガ 2,650
数字をクリックするとそのプレーヤーのポイント内訳がわかります。
ポイント加算方法は、2014年の4つのグランドスラム大会と8つのマスターズ大会、以上12大会は必須。(不出場だと0ポイント)。
と6つの他の大会でのポイント、合計18大会の獲得ポイント。
大会名:BNP Paribas Masters
ATPカテゴリー:€3,452,415 ATPMasters1000 パリ室内
賞金総額:約5億円(€3,452,415)
優勝賞金:約8千万円(€522,100)
48ドロー、室内ハード・コート
会場:Palais Omnisports Bercy パリ、フランス
期間:10/27-11/2,2014
<3回戦>
6)錦織圭 vs 10)ソンガ(FRA)
オーダー・オブ・プレー
ライブスコアー
パリ時刻(時差-8時間、日本の方が8時間進んでいる)
<2回戦>
〇6)錦織圭 67(4) 62 63 ●ロブレド(ESP)
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錦織圭 データー 1989年12月29日生まれ 24歳
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(記事 塚越 亘 写真 鯉沼宣之 伊藤功巳/テニスジャパン)