フランスのパリで開催のマスターズ大会 パリ・インドア・マスターズ(賞金総額5億円、€3,452,415)。30日、3回戦が行われ錦織圭(24歳)はジョー=ウィルフリード・ツォンガ(29歳、フランス)と対戦し、6-1、4-6、6-1のフルセットにもつれる接戦の末に勝利し準々決勝進出を果たした。
第1セット、最初のツォンガのサーブでバックハンドのパス、積極的なネットプレーでボレーを決めてブレイクに成功、続く相手のサービスゲームも連続ブレイク、続くゲームもキープし4-0とリード。
地元期待のガスケやシモン、シルディーが敗退する中で、応援の多いツォンガがキープしブレイクチャンスまで追い詰めるも回り込んだフォアハンドでキープすると、細かいフットワークから丁寧に打ち込んだバックハンドのダウンザラインなど主導権を渡すことなく6-1で第1セットをわずか30分で先取。
第2セットで4度、第3セットで3度とブレイクポイントを凌いだツォンガに流れが傾いた試合で錦織も5度もブレイクピンチを凌ぐなど勝負強い試合を展開し最後は相手のダブルフォルト2本とエラーで勝利にたどり着いた。
2時間9分の熱戦に勝利し準々決勝進出を果たした錦織は、同じく最終戦出場を狙うダビド・フェレールと対戦する。
記事: 長嶋秀和