11日、米国のテネシー州メンフィスで開催されているメンフィス・オープン。3連覇を狙う世界ランク5位、第1シードの錦織圭(25歳、日清食品)は、初戦となる2回戦で同ランク165位、ライアン・ハリソン(米国、22歳)と対戦し3-6、6-3、6-4のフルセットで勝利し準々決勝進出を果たした。

地元期待のハリソンは、錦織圭と同じフロリダのIMGアカデミーに拠点を置き、16歳の若さでツアー白星を挙げるなど活躍が期待されている選手。今季はオーストラリアのチャレンジャー決勝で、マルコス・バグダティス(キプロス)に勝利し優勝している。

錦織圭はサービスの確率に苦しみ、第1セット第2ゲームをブレイクされ4-6で落とす苦しいスタート。第2セットでもファーストサービスの確率は45%など、なかなか思うようなプレーができない中で3度のブレイクを決め、見事逆転勝ちを収めた。

準々決勝では、昨年決勝で対戦したイボ・カルロビッチ(クロアチア)に7-6 (4)、4-6、6-4のフルセットで勝利した予選勝ち上がりのオースティン・クライチェック(米国)と対戦する。

記事:長嶋秀和