男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ。ワールドグループの1回戦で日本はカナダ・バンクーバーでカナダと対戦。6日、日本のエースである世界ランク4位、錦織圭(25歳、日清食品)は初日の第2試合で世界ランク62位のバセク・ポスピシルと対戦し6-4、7-6(5)、6-3で勝利し日本チームに貴重な1勝をあげる活躍を果たした。

錦織は国別対抗戦デビスカップで14勝2敗の勝負強さを発揮していたが、今回で15度目の勝利をあげた。セカンドサービスが入った時には61%の確率でポイントを奪うなど安定したプレーを発揮し、ポスピシルのサービスゲームを3度ブレイクし勝利を決めた。

初日の錦織圭の活躍

ポスピシルは、昨年のウインブルドン・ダブルスで優勝、自己最高ランキングはシングルス25位、今季も全豪オープン3回戦進出を果たす活躍をしている。

第1試合では伊藤竜馬(26歳、北日本物産)が、世界ランク6位のミロシュ・ラオニッチと対戦し2-6、1-6、2-6で完敗した。明日のダブルスでは世界ランク1位の経験を持つ、ダニエル・ネスターとポスピシルのペアに対し添田豪(30歳、GODAIテニスカレッジ)、内山靖崇(22歳、北日本物産)のペアで臨む。

伊藤竜馬の開幕戦

初日がシングル2試合、翌日がダブルス、最終日がシングル2試合、5セットマッチで行なわれ、3試合に勝利した国が準々決勝進出となる。またワールドグループの1回戦での勝利は世界ランク40ポイント獲得も出来る。

記事:長嶋秀和