オーストラリアのメルボルンで開催されているグランドスラム大会の初戦、全豪オープン(ハードコート)。31日、男子シングルス決勝が行われ、世界ランク1位、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第2シードのアンディ・マレー(英国)と対戦し、6-1、7-5、7-6(3)のストレートで勝利し大会最多タイとなる6度目の優勝を果たした。

試合時間は2時間53分。マレーは全豪オープン、5度目の準優勝に終わった。ジョコビッチの6度目の全豪オープン優勝はロイ・エマーソンに並ぶ記録、4大大会の通算11勝目は、ロッド・レーバー、ビョルン・ボルグに並ぶ記録。4大大会の決勝進出は歴代3位に並ぶ通算19度目。

ジョコビッチは「歴史を作るという機会があることが、コートに出ていく前に、モチベーションや、やる気を与えてくれる」と語った。またグランドスラムは昨年のウインブルドン、全米オープンに続き、3大会連続優勝を果たした。

第1セットを圧倒的なプレーで先取したジョコビッチは、主導権の奪い合いとなった第2セットを80分の熱戦の末に奪うと、第3セットはタイブレークで勝負を決め、優勝を果たした。

ジョコビッチはマリアン・バイダ、ボリス・ベッカーらチームに向かって「グランドスラムで戦うたびに、私を支えてくれています。1日1日、1時間1時間しっかりとした目的意識を持って一緒に過ごしてきました。そしてこうやって決勝に進出をしトロフィーを手にすることが出来ました。」とコメントしている。

記事:長嶋秀和