大阪市靭テニスセンターにて開催されている男子テニスの国別対抗戦デ杯ワールドグループ入れ替え戦。16日、日本対ウクライナはシングルス第1試合で世界ランク88位のダニエル太郎(23歳、エイブル)がセルジー・スタコフスキ(30歳、ウクライナ)と対戦し7-6 (4)、7-6 (2)、6-1のストレートで勝利し、日本が大切な初戦に勝利した。

スタコフスキは全仏オープンで錦織圭(26歳、日清食品)を、ウインブルドンでロジャー・フェデラー(35歳、スイス)に勝利した経験もある選手。今年もスタン・ワウリンカ(31歳、スイス)を相手にマッチポイントまで追い込む戦いをしている。

第1セット序盤からスタコフスキのバックハンドのスライスを短く打ち相手をネットプレーに引き出したり、ドロップショットなど緩急あるプレーでリードするも、2セット連続でタイブレークの末に連取したのはダニエル太郎。第3セットはダニエル太郎が圧倒し貴重な勝利をあげた。

シングルス第2試合では世界ランク96位の西岡良仁(20歳、ヨネックス)が全米オープンでベスト16進出のイリヤ・マルチェンコ(29歳、ウクライナ)と対戦し6-4、5-7、6-4、7-5の接戦の末に勝利し2連勝を果たしワールドグループ残留へ王手をかけた。

2日目ではエースの錦織圭(26歳、日清食品)と世界ランク98位、杉田祐一(27歳、三菱電機)がダブルスに出場する。

デ杯は、シングルス4試合、ダブルス1試合が行われ、先に3勝した国が勝利する。