11月14日 世界ツアー下部大会のダンロップ スリクソンワールドチャレンジ。男女共催の大会が豊田市で行われている。
来年1月15日から始まる全豪オープンの出場資格は6週間前のランキングで決まるので、グランドスラム大会を目指すプレーヤー達はここでランキングを上げたいところだ。
男子、日本人プレーヤーでは添田豪(GODAI)、内山靖崇(北日本物産)、予選突破の江原弘泰(日清紡HD)、主催者推薦で出場の今井慎太郎(東通産業)と清水悠太(イカイ)が2回戦に進出した。
清水は10月の世界スーパージュニアで優勝を飾った18歳。
第1シードのダニエル太郎(エイブル)は今井に3-6,6-7(4)で敗れる波乱があった。今井は2015年インカレ優勝者(早大卒)。
伊藤竜馬の1回戦は15日に行われる。
2016年の全日本決勝の再現
先週神戸のチャレンジャーで8強になった19歳の綿貫陽介と先週ダブルスで優勝した内山靖崇、調子のあがっている二人の日本人対決は6-4,6-4で内山に軍配が上がった。
昨年は綿貫が6-4,6-2で勝利し、大会史上2人目となる10代優勝を果たしていた。
≪第1セット≫
内山が先にブレークに成功。
4-3、内山のサーブ、40-15からデュース縺れるがキープし、5-3とリードを保つ。
内山は第1セット、一度もブレーク・ポイントを握られることなくサーブをキープし、6-4で取る。
≪第2セット≫
綿貫は第3ゲーム、0-30からキープしたが、第5ゲームは30-0から落とす。綿貫から2-3。
第6ゲーム、内山はラブでキープし4-2とリード。
綿貫、2-4、0-40とピンチ。
しかし2回のデュース、4つのブレーク・ポイントをセーブしキープした。
これを落とすと2-5になり勝負はほぼ決まってしまうところを、綿貫は3-4と粘りを見せる。
だんだんと流れが綿貫の方へ、
続く第8ゲームで綿貫はバックのクロスを決めるなど、0-40とブレーク・バックのチャンスが来た。
だが神戸のチャレンジャーではダブルスで優勝している内山。ここで踏ん張り、4回のブレーク・ポイントを逃れ、サービス・エース級のサーブを放ち5-3とする。
3-5、綿貫のサーブ。サーブ&ボレーをパスで決められ、0-40とマッチポイントを握られた。
綿貫がまたまた踏ん張り、デュースに持ち込む。4-5と望みを繋ぐ。
5-4、内山のサービング・フォ・ザ・マッチ。
混戦でプレッシャーがかかるところをナイスサーブで40-0とマッチポイント。
1ポイントは深いクロスを決められ、40-15になるが、
最後は内山の深いセカンドサーブがボディーに放ち、綿貫のミスを誘った。
昨年の全日本選手権決勝の再現となった興味深い対決は内山が6-4 6-4で綿貫に雪辱した。
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小堀桃子、清水綾乃 共に19歳2回戦へ
女子はシングルス1回戦6試合が行われ、清水綾乃(Club MASA)、加治遥(島津製作所)、ワイルドカード(主催者推薦)の小堀桃子(橋本総業)が2回戦に進出した。
記事:塚越景子/塚越亘 写真:鯉沼宣之/TennisJapan