フランスのパリで行われている4大大会、全仏オープン (賞金総額16,807,400ユーロ、レッドクレー)は、大会10日目となる1日に、男子シングルスの準々決勝が行われたが、第1シードで連覇を狙うロジャー・フェデラー(28歳、スイス)が、第5シードのロビン・ソデルリング(25歳、スウェーデン)に、6-3 3-6 5-7 4-6の逆転で敗れる波乱が起きた。
フェデラーが4大大会で、準決勝に進めなかったのは、3回戦で敗れた2004年の全仏オープン以来、6年振りとなった。
昨年の全仏オープン決勝の顔合わせとなった一戦、第1セット、フェデラーはソデルリングにサービス・ブレークのチャンスすら与えず、僅か32分で先取するも、第2セットに入ると流れは一転、ソデルリングがペースを掴み、逆にフェデラーにブレークチャンスを与えることなく奪い返すと、続く第3セットに入っても流れは変わらす、フェデラーはブレーク・チャンスすら掴めずに失った。フェデラーは後の無くなった第4セット、やっと訪れたブレーク・チャンスをものにするも、逆に2つのブレークを許し万事休す、4-6でセットを失った。試合時間は2時間30分だった。
この試合、トータル獲得ポイントでは、124対121と、僅差でソデルリングがリードとなったが、第2、3セットの中盤を、ソデルリングが支配する形となった。
ソデルリングは、これまでフェデラーに12連敗中。13試合目で、念願の初勝利となった。
ソデルリングは、昨年の全仏オープン4回戦では、大会5連覇を狙ったラファエル・ナダル(23歳、スペイン)を下しており、2年連続で、第1シードを下したことになる。
この結果、今大会のナダルの成績次第では、大会終了後のランキングで、フェデラーがナダルに1位の座を譲る可能性も出てきた。
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