★ITFジュニアテニス・グレードA大会
■Wimbledon Junior- Wimbledon, Great Britain (Grass)
英国のロンドンで開催されている芝の4大大会、ウィンブルドン選手権は7月1日、ジュニア部門の5日目を迎え、女子シングルスの準々決勝で、第10シードで高校3年生の石津幸恵(17歳)が、第2シードのKHROMACHEVA, Irina(15歳、ロシア)を 6-1 6-2 のストレートで一蹴し、初の準決勝進出を決めた。
また、この日は男子ダブルス2回戦も行われ、第4シードの内山靖崇(17歳)/GOMEZ(コロンビア)組がALLEN(18歳、英国)/CARPENTER(18歳、英国)組を 6-1 6-2 で下し、準々決勝に駒を進めた。


この日、石津はランキングでは格上のKHROMACHEVAに対し、第1セットから2度のブレークを奪い、僅か22分、6-1 で先取する。第2セットに入ってもエースこそ無いものの、サービスから安定したゲーム運びで相手に1度もブレークを許すことなく 6-2 で締めくくり完勝。試合時間は1時間を切る僅か56分であった。
勝った石津は準決勝では、第8シードのROBSON, Laura(16歳、英国)と対戦する。ROBSONは1回戦で日本の尾﨑里紗(16歳)を 6-0 6-1 で破っている。また一般の部にもワイルドカード(主催者推薦)で出場しており、第4シードのエレナ・ヤンコビッチに対し、3-6 6-7(5) と競り合っている英国期待の選手。
石津はこの大一番に勝つと、日本選手としては1969年にウィンブルドンジュニアを制した沢松和子以来41年ぶりの決勝戦進出になる。
試合は本日2日、第12番コートの第2試合(第1試合は日本時間午後8時開始)に予定されている。
そして、男子ダブルス2回戦では、第4シードの内山/GOMEZ組が、英国ペアを 6-1 6-2 と圧倒し、見事に準々決勝進出を決めた。内山は、2009年の全豪オープンジュニア部門のダブルスで準優勝の実績を持っており、一般の大会でも、今年の筑波大学国際テニストーナメント(フューチャーズ)で優勝している日本期待の若手。
勝った内山組は、準々決勝では第5シードのHELLER,Peter(17歳、ドイツ)/KRAWIETZ,Kevin(18歳、ドイツ)組と対戦する。試合は本日2日、第18番コートの第3試合(第1試合は日本時間午後7時開始)に予定されている。
ウィンブルドン選手権のジュニア部門は、男女ともにシングルスのドロー数が64、ダブルスが32で行われている。
ライブスコアはこちら(大会公式サイト)

Wimbledon Junior 2010

男子シングルス
1回戦

○ZSIGA, Mate(ハンガリー)[11] 4-6 6-2 6-1 ●ダニエル太郎
○DUCKWORTH, James(オーストラリア)[8] 6-7(2) 6-2 7-5 ●内山靖崇

女子シングルス
準々決勝

石津幸恵[10] vs ROBSON, Laura(英国)[8](W)

準々決勝

石津幸恵[10] 6-1 6-2 ●KHROMACHEVA, Irina(ロシア)[2]

3回戦

石津幸恵[10] 6-4 2-6 6-3 ●ALLERTOVA, Denisa(チェコ)

2回戦

石津幸恵[10] 4-6 7-6(5) 6-4 ●JAKSIC, Jovana(セルビア)

1回戦

○STEPHENSON, Francesca(英国)(W) 6-4 1-6 7-5 ●牟田口恵美
○BABOS, Timea(ハンガリー)[3] 6-3 3-6 6-4 ●大前綾希子
○ROBSON, Laura(英国)[8] (W) 6-0 6-1 ●尾﨑里紗
石津幸恵[10] 6-4 7-6(4) ●NJIRIC, Silvia(クロアチア)

男子ダブルス
準々決勝

GOMEZ(コロンビア)/内山靖崇[4] vs HELLER(ドイツ)/KRAWIETZ(ドイツ)[5]

2回戦

○GOMEZ(コロンビア)/内山靖崇[4] 6-1 6-2 ●ALLEN(英国)/CARPENTER(英国)

1回戦

○GOMEZ(コロンビア)/内山靖崇[4] 6-2 6-1 ●ダニエル太郎/NOVIKOV(米国)

女子ダブルス
1回戦

○GAVRILOVA(ロシア)/KREMEN(ベラルーシ)[8] 7-6(3) 6-4 ●石津幸恵/大前綾希子
○CEPEDE ROYG(パラグアイ)/DINU(ルーマニア)[5] 7-6(4) 2-6 6-1 ●GRAGE(デンマーク)/牟田口恵美
○PLISKOVA(チェコ)/PLISKOVA(チェコ)[2] 6-1 6-3 ●加藤 未唯 /SHEAHAN, Harriet(オーストラリア)(A)
※[]カッコ内の数字はシード順位、(W)は主催者推薦出場、(A)は繰り上がり出場、日本選手のみ抜粋