sachie_ishizu_20100702.jpg★ITFジュニアテニス・グレードA大会
■Wimbledon Junior- Wimbledon, Great Britain (Grass)
英国のロンドンで開催されている芝の4大大会、ウィンブルドン選手権は7月2日、ジュニア部門の女子シングルス準決勝が行われ、第10シードで高校3年生の石津幸恵(17歳)が、第8シードのROBSON, Laura(16歳、英国)を、7-5 7-6(5) のストレートで下し、日本選手としては1969年にウィンブルドンジュニアを制した沢松和子以来となる41年ぶりの決勝戦進出を果した。


昨日の準々決勝で、第2シードのKHROMACHEVA, Irina(15歳、ロシア)を 6-1 6-2 のストレートで一蹴し勢いに乗る石津。この日はお互いに相手のサービスをブレークし合う大接戦となった。第1セットを1ブレーク差の7-5で先取すると、続く第2セットは一旦は4-2とリードを奪うが追いつかれ、逆にリードを許す苦しい展開になった。4-5で迎えたROBSONのサービスゲームで、セットポイントを凌いでブレークに成功すると、勝負はタイブレークに突入。そのタイブレークを7-5で制し、熱戦に終止符を打った。試合時間は1時間27分だった。
勝った石津は、決勝では、第9シードの PLISKOVA, Kristyna(18歳、チェコ)と対戦する。
石津は17歳ながら、一般の大会となるITFサーキットでも5度の優勝(今季3勝)を挙げており、その実力は、将来の日本のエース候補。明日3日の決勝戦では、41年ぶりの快挙に期待がかかる。
写真提供:Hiroshi Sato、決勝に進出した石津幸恵、クリックで拡大

試合経過
第1セット 10 11 12 TB  
石津幸恵            
ROBSON, Laura                
第2セット 10 11 12 TB  
石津幸恵            
ROBSON, Laura            

試合時間:1時間27分
※表の見方
 ○:サービスキープ
 ◎:サービスブレーク