4月17日、モナコで行われているロレックス・モンテカルロ・マスターズ(ATP1000)。
シングルス1回戦が行われ、杉田祐一(三菱電機)がJ・シュトルフ(ドイツ)に3-6, 2-6のストレートで敗れた。
第1セット、3-3、杉田サーブで40-0、そのサービスゲームを6回のデュースの末に落とすと、流れはシュトルフに。その後も挽回するチャンスは訪れず、杉田の「ATP1000」今季初勝利はならなかった。
錦織圭(日清食品)対D・メドベーデフ(ロシア)の2回戦は4月18日(水)、11時開始のセンターコートの第一試合。
日本時間では今晩の18時からだ。
「相手は伸び盛り。身長を生かした良いサーブと力強いショットがあるので、それに負けないようにプレーしたい」と錦織。
心配なのはベルディヒ戦の第2セットでマッサージを受けていた右手の状態である。
1回戦 杉田祐一vsシュトルフ
≪第1セット≫
対戦相手のシュトルフは今年の全豪オープンで4強になったマクラクラン勉のダブルスパートナー。
試合は杉田のサーブで始まった。
第2ゲームでブレーク・チャンスがあったが、1-1。
先にブレークされるが、すぐにブレーク・バックし2-2にする。
3-3 杉田のサーブ。杉田は積極的に攻めるなど40-0とリードする。あと1ポイントまで攻めるも、デュースに。
4-3とリードするゲームポイントが7回あったが、6回のデュースの末に杉田はサーブを落としてしまった。
このゲームだけで約12分。最後のポイントでも杉田はチャレンジを試みるも主審の判定はラインにかかっていると判定された。
続くゲーム、シュトルフは簡単に5-3とキープ。
杉田はダブルフォルトなど0-40、バックがワイドで第1セットを落とした。
≪第2セット≫
シュトルフの勢いは止まらない。対する杉田は腕が痛いのかテーピングが痛々しく感じられた。
第4ゲームをキープし、1-3。
そして1-4、杉田サーブの第6ゲ-ム。
0-30、30-40とピンチだったが、忍耐強くデュースに持ち込みキープし、2-4。
杉田らしく最後までしぶとく食い下がったが、残念ながら、3-6 2-6で敗退した。
記事:塚越亘/塚越景子 写真:H.Sato/TennisJapan