5月24日 フレンチ・オープン予選には日本選手9人が挑戦したが残念ながら一人も本戦の出場権を得ることができなかった。
フレンチ・オープン予選が行われている同じ時にイギリスで行われているツアー下部大会のチャレンジャーで綿貫陽介(日清食品)と守屋宏紀(北日本物産)がウィンブルドンの予選入りを目指し8強になっている。
綿貫のATPランキングは283位、188ポイント持っている。
守屋宏紀のランキングは298位、170ポイントだ。(ちなみに21位の錦織圭は1755ポイント)
ウィンブルドンの本戦は128のドロー、そのうち、予選枠が16、主催者推薦枠が8なので、プレーヤー全員がウィンブルドンに出場した場合、本戦には104位まで出られる。
予選も128のドロー、主催者推薦は9名なので、119人の選手が出られる。
全員出場した場合、223位以内ならグランドスラム大会予選に確実に出場できる。
実際は怪我などで出場を見送るプレーヤー達がいるので、グランドスラム大会予選のカットは大会によって異なるが、だいたい250位(220ポイント)ぐらいになることが多い。二人ともに少しでもランキングを上げウィンブルドン予選を目指している。
綿貫陽介 第1シード破った!
綿貫は1回戦で第1シード、スロバキアのL.LACKO(30歳)と対戦した。100位の選手、グランドスラム大会は本戦に出場できる選手だ。
第2セットは先にサーブを落とし4-5、あと2本でセカンドセットを落としそうな窮地だったが、
30-30から17回そして15回続いたラリー戦を制し、5-5とする。
続くゲームはラブで6-5とキープ。
第12ゲーム、Lackoサーブで30-30、ボールに追いけれず倒れてしまうぐらいのウィニング・ショットを決め、綿貫はマッチポイントを握る。
9回のラリーを制し第1シード破った。
綿貫は守屋と共に2回戦も勝利8強になった。
準々決勝で二人共に勝つと準決勝で対戦になる。
21位 錦織圭
46位 杉田祐一
80位 ダニエル太郎
163位 伊藤竜馬
179位 添田豪
234位 内山靖崇
-ここら辺まではウィンブルドン予選出場可能性が高い---
258位 西岡良仁
278位 高橋悠介
283位 綿貫陽介
294位 内田海智
298位 守屋宏紀
日本男子ATPランキング
記事:塚越亘/塚越景子 photo:伊藤功巳/TennisJapan