綿貫陽介対守屋宏紀今晩20時全英予選出場権もかけて

明日、27日（日）からフレンチ・オープン2018が始まるが、イギリスで行われているチャレンジャー準決勝で、4週間後に行われるウィンブルドン予選の出場権もかかった日本人プレーヤー同士の戦いが行われる。

その戦いはATPツアー下部大会のラフバラー・チャレンジャーの準決勝、綿貫陽介（日清食品）対守屋宏紀（北日本物産）の戦いだ。
現地26日12時（日本時間同日20時）ごろから行われる。

この対決はチャレンジャー決勝進出をかけた戦いだけではなく、勝者はウィンブルドン予選に出場できる可能性が高くもなる戦いでもある。

綿貫のATPランキングは283位、ATPポイントは188。守屋宏紀のランキングは298位で170ポイント。

勝者はウィンブルドン予選出場か？

勝者は55ポイント獲得できるので、綿貫が勝てば188+55=243ポイント。235位ぐらいになり、ほぼウィンブルドン予選出場権は確定。
守屋が勝てば170＋55=225ポイント。（綿貫は+33で221）4ポイント、守屋の獲得ポイントが多くなり、綿貫をランキング上では抜く。
二人ともに250位代になるだろうが、守屋が綿貫より先に予選に入る権利がある。

プレーヤー全員が出場した場合、223位以内ならグランドスラム大会予選に確実に出場できる。
既に八百長疑惑で出場停止処分の選手が一人いるのでランキングが下がる一方、西岡良仁のように258位（207ポイント）だが、プロテクトランキングで本戦に出場する選手もいるので、断定はできない。

が、今年のウィンブルドンは賞金を貰うためだけの無気力プレーに対して厳しく対処する方針を発表しているので、体調不良なプレーヤーは出場を見送るだろう。
また、芝が苦手なプレーヤーは予選でプレーするよりイタリアのクレーコートで行わるチャレンジャー大会で確実にポイントを取る方を選ぶだろう。
そんな訳で、ウィンブルドン予選出場カットは250位前後ぐらいになりそうだ。しかし、そんな計算は無用で300位内で現地にスタンバイすれば出られてしまう事になってしまうかも知れない。
飛行機のキャンセル待ちと同じように、当日にならないとわからない。僅かに残った可能性に賭けて現地に集合するプレーヤーも沢山いるのだ。（そのプレーヤー達は予選1回戦全てがコートに入るまでひたすら待つ）