6月1日 全仏オープン 6日目(賞金総額50憶円、シングルス優勝者賞金3億円)
女子シングルス3回戦が行われ、第21シードの大坂なおみ(日清食品)は昨年のUSオープン準優勝者、第13シードのM・キーズ(米国)に1-6、6-7(7)で敗れた。
フレンチ・オープン初の16強入りを逃した大坂だが、インタビュールームに顔を見せた時は「芝は楽しみ。自分のスタイルが合うはずだから」と。次のグランドスラム大会、7月2日に始まるウィンブルドンを見据えていた。
たくさん学んだ
と大坂なおみ
<<女子3回戦>>
●21]大坂なおみ 1-6 6-7(7) 〇13]M・キーズ(米国)
今年3月のアメリカ、インディアンウェルズで行われたBNPパリバ・オープン(WTAプレミア・マンダトリー)でツアー初優勝を果たし、グランドスラム大会初制覇に期待を寄せられていた大坂だったが、
「プレーが全然できず、最悪な日の一つ。
クレーコートでの動きがしっくりきていなかった。出足が遅かった。」
と第1セットは0-3、1ゲーム取っただけで、1-6で落とす。
第2セットは1-3から4-3とするが、第9ゲーム15-40からダブルフォルトを犯し、4-5となる。
5-4、キースのサービング・フォ・ザ・マッチ、大坂のリターンがロングでマッチポイントを握られた。
「後悔したくなかったから、最後のポイントまでファイトし続けた」ここをしのぎ大坂がブレーク・バック5-5とする。
タイブレークでは4-1とリード、6-5でセットポイントをつかむが6-6。
サービス・エースで7-6と2度目のセットポイントがあったが7-7に。
逆を突かれ、7-8とキースに二つ目のマッチポイントを握られた。
ファースト・サーブはフォルト。
プレッシャーのかかるセカンド・サーブはスピンが効かずロング、ダブルフォルトで敗れてしまった。
ファイナル・セット、2度のサービング・フォ・ザ・マッチがあったが、5-7,6-4,6-7(3)で敗れた2016年のUSオープンに続いての悔しい敗戦だった。
これで対戦成績は0勝3敗となってしまったが。
「この試合がいろいろなことを教えてくれ、学べた。
今は悲しまない。(普通だったら)悲しく思っているかもしれないけど。
次の大会、次の試合が楽しみ。(私のプレーは)芝は私に合っている」と、大坂はすでに芝のシーズンへ照準を合わせている。
記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/T.Terashima photo/H.sato/Tennis Japan