6月6日 全仏オープン(賞金総額50憶円、ダブルス優勝賞金7,200万円)
女子ダブルス準々決勝で穂積絵莉/二宮真琴組(共に橋本総業)が今年の全豪オープン優勝で第1シードのT・バボス(ハンガリー)/C・ムラデノビッチ(フランス)組を7-6(4)、6-3で破り、見事準決勝に進んだ。
穂積は2017年1月のオーストラリアン・オープンで加藤未唯(ザイマックス)と組み、二宮はR・ボラコバ(チェコ)と組み、同年7月のウィンブルドンで、共にベスト4へ進出している。
日本人同士のペアーでのベスト4入りは2002年大会4強の杉山愛、藤原里華組以来16年ぶりの快挙だ。
準決勝では、第8シードのチャン・ハオチン(台湾)/ ヤン・シン(中国)組と対戦する。
試合は一日空いて、現地6月8日の予定。オーダー・オブ・プレー
嬉しい興奮がまだ冷めない。
ここまで来たら、決勝の舞台に立ちたい!
二宮真琴 インタビュー
「1セット目取れたことが大きい。
相手も2セット目の立ち上がり元気がなくて。
相手にチャンスがありながら、でも私達が取ったことで私達は良い流れをつかみ、相手にはダメージを与えたかと思います。」
「ウィンブルドンでは準決勝でハオチンに敗れたので、準決勝の壁もハオチンの壁も破りたいです」
穂積絵莉 インタビュー
「ふたりとも立ち上がりは硬さがあり、相手も気合が入っていた。
相手にセットポイントがあったことも覚えていないくらい集中していた。」
「良い時も、相手に流れがあるときも自分たちのやるべきことを明確にしてできたので、それでファースト取れて流れを引き寄せられた。」
「嬉しすぎて興奮がまだ冷めない。
試合直後は嬉しくてやったねと言ってましたが、やっぱりここまで来たら、準決勝の壁を突破し決勝の舞台に立ちたいです。」
協力:内田暁
二宮真琴/穂積絵莉
コンビネーション抜群
試合 詳細
オープニング・ゲームでいきなりブレークのスタート。
しかしすぐに、ブレーク・バックされ1-1。
第8ゲームをブレークされ、3-5。
続く第9ゲームでは40-30とセットポイントを握られる。
なんと相手はスマッシュをミス、デュース後に日本ペアーが土壇場でブレーク・バック、4-5とする。
穂積のサーブでも、セットポイントを握られたがデュースに持ち込む。
3度目のセットポイント、二宮がポーチを決めそれを逃れる。
5回のデュースの末にキープ、5-5とする。
タイブレークに縺れる。
二宮、ポーチに出るふりをして誘い、5-3とリード。
6-5のセットポイント、二宮は思い切りよくポーチを決め7-4でタイブレークを取った。
3つのセットポイントを逃れての逆転。
第2セット
二人のコンビが素晴らしい。
攻められてもブロックする。
ダブルフォルトもあり、0-30から日本ペアーはキープ3-2。
すると、相手も0-40からキープ、3-3。どちらに転ぶかわからない展開。
15-40とブレーク・チャンスがあったが、デュースにされた。
しかしここで相手ペアーはボレーミスを二つ続けて犯す。
5-3とブレーク、穂積のサービング・フォ・ザ・マッチ。
リターン・エースで30-40とブレーク・ポイントを握られるがデュースに。
2度ブレーク・ポイントがあったがそれを逃れる。
最初のマッチポイント、穂積は相手のポーチに出る動きを読み、バックでストレートに決めた。
二人の素晴らしいコンビネーションが相手ペアーを上回った。
おめでとう!穂積絵莉、二宮真琴。
取材協力:綿貫裕介
約2千万円ゲット!
全仏ダブルス
優勝賞金:€560,000(7200万円)
準優勝:€280,000(3600万円)
ベスト4:€139,000(1800万円)
ベスト8:€76,000(1千万円)
3回戦:€41,000(540万円)
2回戦:€22,000(300万円)
1回戦:€11,000(150万円)
女子ダブルスドロー
ミックスダブルスドロー
記事:塚越亘/塚越景子/Y.Morishita/T.Terashima photo/H.sato/Tennis Japan