★WTA女子テニスツアー(WTA International)
■HP Open, Osaka, Japan(Hard/Outdoors)
10月16日、大阪の靱テニスセンターで開催されているWTA女子インターナショナル大会HPジャパン女子オープン(賞金総額$220,000、ハード)の女子シングルス準決勝が行われ、第6シードのクルム伊達公子(40歳)が、第3シードで世界ランク13位のシャハー・ピアー(23歳、イスラエル)を、前日に続き、3-6 7-6(5) 7-5と大逆転の末に下し、見事に明日の決勝に駒を進めた。


前日、第1シードで世界ランク8位のサマンサ・ストーサー(26歳、オーストラリア)を逆転で下したのに続き、世界ランク13位のピアーも1セットダウンから見事に大逆転で下した。
この日は、第1セットを1ブレーク差の3-6で失う苦しいスタート。第2セットは2ブレークずつを奪い合うとタイブレークに突入。後のないクルム伊達が7-5で制しイーブンに戻すと、第2セット同様にブレーク合戦となった第3セットでは、1ブレークアップの6-5でクルム伊達がサービスフォーザマッチを迎えた。2度、ブレークポイントを握られる場面もあったが、逆転でサービスキープに成功し試合を決めた。試合時間は3時間に迫る2時間58分のマラソンマッチだった。トータルポイントでも、クルム伊達116ポイントに対し、ピアー112ポイントと、正に大接戦だった。
勝ったクルム伊達は、明日の決勝戦ではノーシードから勝ち上がってきたタマリネ・タナスガーン(33歳、タイ)と対戦する。タナスガーンはこの日、第2シードのマリオン・バルトリ(26歳、フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。アジア勢対決となった決勝戦、過去の対戦成績は1勝1敗の五分。タナスガーンの現在の世界ランクは94位ながら、2008年にはウィンブルドン選手権で8強入りしているアジアの強豪。クルム伊達が勝てば、世界ツアー大会では2009年9月の韓国オープン以来となる、復帰後2度目の世界ツアー優勝となる。
◆17日(日)試合予定
クルム伊達公子[6] vs タマリネ・タナスガーン(33歳、タイ)
 >センターコート第1試合(午前12時開始)
青山修子(22歳)/藤原里華(29歳) vs カイチェン・チャン(19歳、台湾)/OSTERLOH, Lilia(32歳、米国)[3]
 >センターコート第2試合
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

WTA International: $220,000 HP Open

シングルス
決勝

クルム伊達公子[6] vs タマリネ・タナスガーン(タイ)

準決勝

クルム伊達公子[6] 3-6 7-6(5) 7-5 ●シャハー・ピアー(イスラエル)[3]
○タマリネ・タナスガーン(タイ) 6-2 7-5 ●マリオン・バルトリ(フランス)[2]

準々決勝

【トップハーフ】
クルム伊達公子[6] 5-7 6-3 7-6(4) ●サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1]
シャハー・ピアー(イスラエル)[3] 6-2 6-0 ●イベタ・ベネソバ(チェコ)[7]
【ボトムハーフ】
○タマリネ・タナスガーン(タイ) 6-3 2-6 6-4 ●カイチェン・チャン(台湾)
マリオン・バルトリ(フランス)[2] 6-1 6-2 ●ジル・クレイバス(米国)

2回戦

【トップハーフ】
サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[1] 6-0 6-3 ●波形純理
クルム伊達公子[6] 6-2 6-0 ●中村藍子(WC)