6月18日 ドイツ、ハレーで行われるゲリー・ウェバー・オープン(ATP500)。
1回戦が行われ、錦織圭(日清食品)、杉田祐一(三菱電機)ともに勝利、2回戦へ勝ち進んだ。
錦織は地元ドイツの31歳のベテラン、M・バッヒンガーを6-3 7-6(3)で破り。
杉田はドイツ期待の22歳、49位のM・マーテラーを6-4 5-7 6-3のフルセットの競り合いの末に制した。
錦織は2回戦でM・ズベレフ(ドイツ)とハチャノフ(ロシア)の勝者と対戦。杉田は第3シードのティエム(オーストリア)と対戦する。
錦織勝利
ファィナルに縺れたら危なかった!
第1セットは錦織が危なげなく取る。
第2セットもリターンを沈め、第3ゲームを先にブレーク、2-1とリード。
錦織ペースかと思われたが、第4ゲームの最初のポイント、
サービス・エースと思われたポイント、なんとフットフォルトのコール。
ここから、流れが変になる。
ブレーク・バックされ、2-2。
第5ゲームを錦織が再びブレーク3-2とするが、第8ゲームをラブでブレークされ、4-4。
M.バッヒンガーの攻撃テニスが冴えてきた。
バッヒンガーとは1月、錦織がツアー復帰したチャレンジャー大会の2戦目、ダラスの2回戦で戦っている。その時は4-6 6-4 6-4と第1セットを取られてからの危ない逆転勝ちだった。
「ファイナル・セットになっていたら」と錦織が試合後語るように、2セット目の後半はバッヒンガーが押し気味の試合展開だった。
それでもタイブレークに入ると錦織はしっかりとレベルを上げ、リターン・エースや攻撃的なリターンで攻める。
いざと言う時に打てる錦織のテニスがバッヒンガーを上回った。
杉田祐一雨の中断もあった
難しい試合に勝利!
杉田、5-4 サービング・フォ・ザ・セット 30-40とブレーク・ポイントを握られたが、デュース後にキープ、6-4で第1セットを取る。
第2セット、3-0とするブレーク・チャンスがあったがブレークできず。第6ゲームを落とし、3-3。
5-6、杉田のサーブで雨が降り出し、20分を越える中断。
再開後サーブを落とし、ファイナル・セットに縺れる。
杉田が先にサーブをブレークし、3-1とリードしたが、3-3と追いつかれる。
第7ゲーム、フォアに振られた杉田はランニング・フォアハンドをダウン・ザ・ラインに決めるなどブレーク。
第9ゲーム、マーテラーのサーブで15-40と杉田はマッチポイントを握った。
攻めるマーテラー、オープンに打てば決まるボレーを、マーテラーは杉田の動きの逆をつき、クロスにボレーするが、それはワイド。
杉田が競り勝った。
杉田の2回戦はフレンチ・オープン準優勝のティエムだ。
賞金総額:€2,116,915(2.8億円) ATP500 Halle, Germany
会場:ゲリー・ウェバー・スタジアム
ドイツ時間(時差-7時間)
<<シングルス2回戦>>
7]錦織圭 vs M・ズベレフ(GER)orK・ハチャノフ(RUS)
杉田祐一 vs D・ティエム(AUT)
<<1回戦>>
〇7]錦織圭 63 76(3) ●M.バッヒンガー(GER)
〇杉田祐一 64 57 63 ●M.MARTERER(GER)
ドローnet版
ドローPDF
<<ダブルス1回戦>>
錦織圭/マクラクラン勉 vs GRANOLLERS(ESP)/HAASE(NED)
ダブルスドロー
シングルス予選ドロー
錦織圭、杉田祐一、ダニエル太郎 7月2日からいよいよウィンブルドンだ!
記事:塚越亘/塚越景子