■ニッケ全日本テニス選手権85th
東京都の有明テニスの森公園テニスコート(ハードコート)で開催されている第85回ニッケ全日本テニス選手権、大会6日目となった11月4日は女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの土居美咲(19歳)、第2シードの米村知子、第6シードの浜村夏美(26歳)に加え、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の大学生チャンピオン、桑田寛子(19歳、早稲田大学)が4強入りを決めた。


早稲田大学2年生の桑田、2回戦で第7シードの瀬間友里加(23歳)を下すと勢いに乗り、3回戦では期待の若手、第11シードの石津幸恵(18歳)も下し、この日は、01年覇者で第4シードの藤原里華(29歳)を、6-7(5) 6-2 7-6(1)と大接戦の末に下し快進撃を続けている。2回戦以降は、全て第1セットを失っての逆転勝ち。フットワークの良さを生かし最後までボールを拾う粘り強さで上位実力者を下して来た。
桑田は準決勝では、この日、姉妹対決を制した第2シードの米村知子と対戦する。
そして、第1シードの土居は、第12シードの青山修子(22歳)を6-4 7-5のストレートで下した。一方、第3シードの不田涼子(24歳)は、第6シードの浜村に、4-6 7-5 4-6とフルセットの末に敗れた。土居と浜村は準決勝で対戦する。
また、全日本ならではの混合ダブルスでは、第2シードの篠川智大(22歳)/瀬間詠里花(22歳)組と、早稲田大学ペアの伊藤潤(21歳)/井上明里(22歳)組が決勝に勝ち進んだ。
女子シングルスは4強が出揃った。誰が勝っても初優勝。米村知子以外は初の準決勝進出となった。
大会7日目となる5日は、女子シングルス準決勝2試合他が行われる。経験に勝る米村知子か、勢いに乗る若手か、テニスの聖地、有明では初優勝に向けた熱き戦いが繰り広げられる。
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

全日本テニス選手権

女子シングルス
準決勝

土居美咲[1] vs 浜村夏美[6]
桑田寛子(WC) vs 米村知子[2]

準々決勝

【トップハーフ】
土居美咲[1] 6-4 7-5 ●青山修子[12]
浜村夏美[6] 6-4 5-7 6-4 ●不田涼子[3]
【ボトムハーフ】
○桑田寛子(WC) 6-7(5) 6-2 7-6(1) ●藤原里華[4]
米村知子[2] 6-3 6-0 ●米村明子[8]

3回戦

【トップハーフ】
土居美咲[1] 5-7 6-2 6-2 ●高雄恵利加[13]
青山修子[12] 6-2 6-0 ●岡田上千晶[5]