■ニッケ全日本テニス選手権85th
東京都の有明テニスの森公園テニスコート(ハードコート)で開催されている第85回ニッケ全日本テニス選手権、大会6日目となった11月4日は男子シングルス3回戦の8試合が行われ、第1シードの伊藤竜馬(22歳)が第15シードの関口周一(19歳)を 6-1 6-3 で一蹴し、準々決勝進出を決めた。
また第2シードで昨年の準優勝者、杉田祐一(22歳)も第16シードの綿貫裕介(20歳)を 6-3 4-6 6-2 で、第6シードの三橋淳(21歳)も第11シードの竹内研人(22歳)を 7-5 6-7(6) 6-3 の接戦の末下し、準々決勝進出を決めた。


同じ北海道出身であり、今大会ダブルスパートナーでもある第3シードの鈴木貴男(34歳)と、今年の大阪スーパージュニア覇者、若手期待の内山靖崇(18歳)の対戦は、過去に3度の全日本優勝経験があり4大大会本戦出場など、経験と実績に勝る鈴木が 7-6(9) 7-6(5) で接戦を制した。
またこの日、第12シードの仁木拓人(23歳)が、第7シードの井藤祐一(24歳)を 3-6 6-1 6-4 の逆転の末下し、上位シードを下す活躍を見せた。これで仁木は嬉しい初の全日本8強入り、2007年から本戦に出場を続け最高成績が3回戦止まりだっただけに、今回の勝利は自身のキャリアに大きなものとなった。
その他では、第4シードの近藤大生(28歳)、第5シードの守屋宏紀(20歳)、第8シードの松井俊英(32歳)も順当に勝ち上がり、準々決勝進出を決めた。
これで男子は8強が出揃った。この中で優勝経験があるのは、過去に3度の優勝を誇る鈴木貴男のみ。その他の選手は誰が勝っても初優勝となる。昨年優勝の添田豪(26歳)が不在の中、混戦を抜け出し全日本の歴史に名を刻むのは誰か。テニスの聖地、有明では栄冠に向けた熱き戦いが繰り広げられる。
ライブスコア⇒こちら(大会公式サイト)

全日本テニス選手権

男子シングルス
準々決勝

【トップハーフ】
伊藤竜馬[1] vs 仁木拓人[12]
鈴木貴男[3] vs 松井俊英[8]
【ボトムハーフ】
守屋宏紀[5] vs 近藤大生[4]
三橋淳[6] vs 杉田祐一[2]

3回戦

【トップハーフ】
伊藤竜馬[1] 6-1 6-3 ●関口周一[15]
仁木拓人[12] 3-6 6-1 6-4 ●井藤祐一[7]