初優勝を狙うセルビアか、過去９度の優勝を誇るフランスか、頂上決戦始まる／デビスカップ

本日12月3日から5日の３日間、セルビア共和国のベオグラードにて世界一の国を決める男子国別対抗戦、デビスカップの決勝戦が行われる。対戦カードは初優勝を狙うセルビア共和国と、過去に９回の優勝を誇るフランスの対戦。注目の決戦は、初日の３日にシングルス２試合、二日目の４日はダブルス１試合、最終日に対戦相手を代えてのシングルス２試合で行われ、先に３勝を挙げた国の勝利となる。

いよいよ国の威信を懸けた戦いがクライマックスを迎える。自国が決勝の舞台となったセルビアは、世界ランク３位でエースのノバク・ジョコビッチ(23歳)を筆頭に、世界ランク49位のヤンコ・ティプサレビッチ(26歳)、ダブルスランク３位のZimonjic, Nenad(34歳)ら強豪選手を擁し、フランスを迎え撃つ。またダークホースに、10月に東京で開催された楽天オープンで錦織圭(20歳)を下し、世界No,１ラファエル・ナダル(24歳)を苦しめたビクトル・トロイツキ(24歳)も名を連ねる。
一方、過去に９度の優勝を誇るフランスは、主力メンバーのジョーウィルフリード・ツォンガ(25歳)が左膝の怪我で戦線離脱しているため、大きく戦力を欠いている。しかし、世界ランク12位でエースのガール・モンフィス(24歳)、元世界ランク６位のジル・シモン(25歳)、ベテランのミカエル・ロドラ(30歳)、アルノー・クレマン(32歳)ら実力者たちが、一致団結してセルビアに攻め入る。
なお、昨年の優勝国スペインは、エースのナダル不在という苦しい状況でフランスに歯が立たず、準々決勝で姿を消した。
決戦の場となるセルビア共和国のベオグラード・アリーナはインドアハードコート。決勝まで苦しい戦いが続いたセルビアが地の利を活かして勝利を手にするか、チーム一丸となって決勝まで圧勝で勝ち進んできたフランスが10度目の優勝を手に入れるか、全世界のテニスファンが注目する頂上決戦が遂に始まる。
初日の試合開始は現地14時。（日本時間では午後10時開始）
ライブスコア⇒こちら（大会公式サイト）