5日、タイ/バンコクで女子国別対抗戦のフェドカップ、アジア・オセアニアゾーン・プレーオフが行われ、日本はウズベキスタンを3-0で下し、ワールドグループ2への入替え戦(こちらも「プレーオフ」という)への挑戦権を2年連続で手に入れた。
第1試合は、世界ランク109位の波形純理(28歳)が登場。1stセットは我慢のテニスで6-4。2ndセットは相手のフォアーハンドダウンザラインのエースに苦しみ1-4とされるが、そこからショートクロスを混ぜながらコートを広く使うテニスが冴え、7-5で逆転の勝利。
第2試合は、日本のエースで世界ランク58位の森田あゆみ(20歳)が登場。1stセットの立ち上がり、相手のスーパーショットと森田のミスが重なり0-3、1-4と先行される展開。そこから森田のミスがなくなり先に攻撃的なショットを打てるようになると貫録のテニスを展開し6-4、6-1で勝利、グループ2入れ替え戦への挑戦権を手に入れた。
第3試合は、昨日2勝の藤原里華(29歳)と森田がダブルスに登場。第1セットの2-1とリードしたところで相手が怪我で棄権し勝利を手にした。
アジア・オセアニアゾーン・グループⅠを1位で通過した日本。4月16日から開催されるワールドグループⅡとの入れ替え戦に進むことが決定した。
そのワールドグループは、2月5日と6日に世界各地で1回戦が行われる。
(写真)
上段:左から、村上武資監督、森田あゆみ、波形純理、藤原里華、土居美咲
下段:エースの森田あゆみ
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■昨年度のグループリーグ2入れ替え戦
昨年度はスロベニアと対戦。ヨーロッパの火山の影響で出発が大幅に遅れ大会直前に到着。飛行機の座席も十分に手配できずスタッフ数も十分でない、コートサーフェスが想定していたものと違っていたなど悪条件の中、1-4で敗退している。
⇒日本、1勝4敗で敗れる 対スロベニア フェドカップ入替戦(2010年記事)
フェドカップ アジア・オセアニアゾーン・グループⅠ
ワールドグループ プレーオフ進出決定戦 日本 vs ウズベキスタン
S2 ○波形純理 6-4 7-5 ●SHARIPOVA, Sabina
S1 ○森田あゆみ6-4 6-1●ABDURAIMOVA, Nigina
D ○藤原里華/森田あゆみ 2-1 Ret. ●ABDURAIMOVA, Nigina/KHABIBULINA, Albina
グループA ラウンドロビン
国 | ウズベキスタン | タイ | 中国 | インド | 勝敗 | 順位 |
ウズベキスタン(33) | - | 1-2 | 3-0 | 2-1 | 2-1 | 1 |
タイ(35) | 2-1 | - | 1-2 | 2-1 | 2-1 | 2 |
中国(16) | 0-3 | 2-1 | - | 2-1 | 2-1 | 3 |
インド(45) | 1-2 | 1-2 | 1-2 | - | 0-3 | 4 |
グループB ラウンドロビン
国 | 日本 | カザフスタン | 台湾 | 韓国 | 勝敗 | 順位 |
日本(20) | - | 2-1 | 3-0 | 3-0 | 3-0 | 1 |
カザフスタン(34) | 1-2 | - | 3-0 | 2-1 | 2-1 | 2 |
台湾(24) | 0-3 | 0-3 | - | 1-2 | 0-3 | 4 |
韓国(37) | 0-3 | 1-2 | 2-1 | - | 1-2 | 3 |
※カッコ()内数字は、国ランキング