7月5日に東京都北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターで、2012ロンドン五輪へ初の出場が決まった世界ランク54位の添田豪、同65位の伊藤竜馬、村上武資 監督の計3名による記者会見が開かれ、それぞれが五輪への意気込みを語った。同20位の錦織も出場が決まっているが米国を拠点にしているため、出席しなかった。
ロンドン五輪へはシングルスで錦織、添田、伊藤の3名が、そしてダブルスに錦織、添田組の出場が確定している。
添田は全仏オープン前に開催されたワールドチームカップで元世界1位のアンディ・ロディックに勝利し、今年6月に自己最高ランキングの54位を記録している。また伊藤もワールドチームカップで格上のラデク・ステパネクに勝利し、添田と同じく今年6月に自己最高ランキング65位を記録している。
今年に入り勢いに乗っている両選手がオリンピックへの意気込みを語った。
添田「五輪への出場を目標を活動してきたので、この場にいるのが非常にうれしい。出場が決まった以上、シングルス、ダブルス共にメダルを目指して戦ってきたい。最高の準備をして本番にのぞみたい」
伊藤「1月から今年はオリンピックイヤーなので出場を目標にがんばってきた。出場が決まってうれしい。出場するからには1試合でも多く勝ちたい。メダルを目標にがんばっていきます。日本人で3人もオリンピックに出場できるというのは本当にすごいことだと思う。今の日本の男子は強いと誇りに思ってがんばりたい」
村上監督「錦織は今日はいないんですが、3名のすばらしい選手とオリンピックというすばらしい舞台で戦えることを誇りに思う。3人は実力をつけて、ランキングも上がっていますし、上位との対戦でも期待できると思います。3セットマッチは何が起こるか分からない。良いサポートをして1920年以来のメダルに少しでも近づけるように努力していきたい」