ロンドン郊外で開催中のウィンブルドン選手権で、7月5日に女子準決勝が行われ、セリーナ・ウィリアムズが、第2シードのビクトリア・アザレンカを、6-3、7-6(6)で破り、2年ぶりの決勝進出を決めた。
※写真は2年ぶりの決勝進出をきめたセリーナ
決勝進出を決めたのは、この日24本目のサービスエースだった。その瞬間、飛び跳ねるでも感激にひたるでもなく、険しい表情を崩すことなく、ファミリーボックスに向き直ると激しいガッツポーズを見せた。この試合に、彼女がいかに集中していたかを象徴するシーンである。
立ち上がりで主導権を握ったのは、経験でも、そして過去の対戦成績でも7勝1敗と大きく上回るウィリアムズだ。時速120マイル(約192キロ)のサーブで自身のゲームを危なげなくキープしつつ、ここぞという場面でギアを上げてブレークに掛かる。第6ゲームは、デュースに持ち込みながらもブレークには至らなかったが、第8ゲームではリターンから果敢に叩き、即座に二の矢で畳み掛ける。このゲームをブレークすると、つづく自分のゲームはエース3本を連ねて第1セットを奪い去った。
第2セットに入ると、アザレンカもプレーの質を上げてくる。このセットでもウィリアムズが先にブレークするが、第6ゲームではストロークで圧力をかけたアザレンカがブレークバック。両者とも攻撃的かつミスの少ない、緊張感あふれる攻防で四つに組みあった。
そして勝負の行方は、タイブレークに委ねられる。そしてやはりここで勝敗を分けたのは、サーブ力の差だったろう。ウィリアムズは4-5とリードされた場面では、109マイルのサーブでエースを奪って見せる。そしてマッチポイントでは、112マイルのサーブをセンターに叩きこんだ。ウィナー45本。アンフォーストエラーは14本。元女王にこのプレーをされては、アザレンカといえど崩すのは容易ではなかった。
2年ぶりのウィンブルドン優勝を狙うウィリアムズと決勝で戦うのは、一足早く決勝進出を決めていたラドワンスカ。
「彼女は、信じられないくらい良いプレーをしている。どんなボールも返してくるから、私もそれに備えなくては」
まるで挑戦者のような表情と口調で、ウィリアムズは決勝への意気込みを口にした。決勝進出を決めたのは、この日24本目のサービスエースだった。その瞬間、飛び跳ねるでも感激にひたるでもなく、険しい表情を崩すことなく、ファミリーボックスに向き直ると激しいガッツポーズを見せた。この試合に、彼女がいかに集中していたかを象徴するシーンである。
立ち上がりで主導権を握ったのは、経験でも、そして過去の対戦成績でも7勝1敗と大きく上回るウィリアムズだ。時速120マイル(約192キロ)のサーブで自身のゲームを危なげなくキープしつつ、ここぞという場面でギアを上げてブレークに掛かる。第6ゲームは、デュースに持ち込みながらもブレークには至らなかったが、第8ゲームではリターンから果敢に叩き、即座に二の矢で畳み掛ける。このゲームをブレークすると、つづく自分のゲームはエース3本を連ねて第1セットを奪い去った。
第2セットに入ると、アザレンカもプレーの質を上げてくる。このセットでもウィリアムズが先にブレークするが、第6ゲームではストロークで圧力をかけたアザレンカがブレークバック。両者とも攻撃的かつミスの少ない、緊張感あふれる攻防で四つに組みあった。
そして勝負の行方は、タイブレークに委ねられる。そしてやはりここで勝敗を分けたのは、サーブ力の差だったろう。ウィリアムズは4-5とリードされた場面では、109マイルのサーブでエースを奪って見せる。そしてマッチポイントでは、112マイルのサーブをセンターに叩きこんだ。ウィナー45本。アンフォーストエラーは14本。元女王にこのプレーをされては、アザレンカといえど崩すのは容易ではなかった。
2年ぶりのウィンブルドン優勝を狙うウィリアムズと決勝で戦うのは、一足早く決勝進出を決めていたラドワンスカ。
「彼女は、信じられないくらい良いプレーをしている。どんなボールも返してくるから、私もそれに備えなくては」
まるで挑戦者のような表情と口調で、ウィリアムズは決勝への意気込みを口にした。