8月3日(金) オリンピックテニス 7日目
男子準決勝フェデラー対デルポトロ戦は 3-6 7-6(5) 19-17 4時間26分、終わりのない戦いだった。
準々決勝で錦織圭を破ったデルポトロと4度目のオリッピック出場だがまだシングルスではメダルのないフェデラーのファイナル・セットの戦いのレポート。


フェデラーはダブルスではワウリンカと組み北京オリンピックで金メダルを取っているが、シングルスではまだメダルがない。
フェデラーは2000年シドニーでオリンピック初出場、4強になったが準決勝でハース(独)に 3-6 2-6で敗れた。
そして銅メダル戦ではデ・パスカル(仏)に6-7(5) 7-6(7) 3-6 で敗れている。
2004年アテネでは2回戦でベルデイッヒ(チェコ)に 6-4 5-7 5-7。
2008年北京では準々決勝でブレークに 4-6 6-7(2)で敗れている。
<準決勝>
◎1)R Federer (SUI) 3-6 7-6(5) 19-17 ●9)J del Potro (ARG)
試合はファイナル・セットになっている。
5-6、フェデラーはラブでキープ、6-6とする。
オリンピックテニスではファイナル・セットはタイブレークを採用しない。
2ゲームの差がつくまで永遠に続く。そしてここから二人のバトルは終わりがないように永遠と続く事になった。
ファイナル・セットは9-9第19ゲームに入る。
デルポトロのサーブ、最初はダブルフォルトで始まった。
30-15からなんとデルポトロは2つ目のダブルフォルト!30-30、チャレンジしたがフォルトだった。
風が強い、舞っている、デルポトロのバックはワイドに、30-40とブレーク・ポイントを握られる。
デルポトロ、5回目のショットをフォアのフレームショットで大きくアウトになる。
遂にフェデラーがブレークに成功10-9とした
大きなどよめきと歓声が起こる。
10-9、第20ゲーム、フェデラーのサービィング・フォア・ザ・マッチだ。
8回目のショット、デルポトロは短いボールをついて前に出る、なんと今度はフェデラーがバックハンド・パスをフレームショット、0-15
デルポトロはリターンから攻撃、しのぐフェデラー、デルポトロがフォアのクロスショットをオープンに決めた、0-30
今度はフォアをネットに! 0-40だ!
ナイスサーブを放つフェデラー、バックのクロスコート攻撃をするがネットの白帯にあたり、大きくコートの外に!
なんとなんとブレーク・バック、10-10 戦いは終わりがみえない!わからなくなってきている
14-15、第30ゲーム、デルポトロは前に出てフェデラーのバック・ミスを誘う、15-15
フェデラーはフォアのショートボールをネット、15-30とピンチになる。
あと2本でフェデラーは負けてしまう状況、プレッシャーがかかる状況だ。
デルポトロのバックへサービス・エース級のサーブ、30-30とする。
Tへオンラインのサービス・エース、40-30
ラリー戦はデルポトロのフォアがオンラインに決まりジュース
ファーストサーブはネットの白帯にあたりフォルト、
ここでフェデラーはセカンドサーブをデルポトロのフォアに打つ、デルポトロの得意とするフォアへ、デルポトロはそれをロングに、アドバンテージ・フェデラーとする。
フェデラーはフォアをふかし2度目のジュースとなる。
センターへサービス・エース級のサーブで、アドバンテージ・フェデラー
ナイス・セカンドサーブから攻撃、スマッシュを決めて第30ゲームをキープ、15-15だ。
試合時間は4時間になろうとしている。(スコアーボードには3:59となっている)
15-15、デルポトロサーブの第31ゲーム、フェデラーはフォアで攻め、0-15
デルポトロのサービス・エースで15-15と思えたがチャレンジが成功、フェデラーの8回のショットはオンライン、それに耐えるデルポトロだったが次をロングに、0-30
デルポトロはサービス・エースで15-30
ラリー戦、4、5,6回目のショットは珍しくフレームショット合戦、フェデラーはフォアをロング、30-30
前に出るデルポトロ、フェデラーのバック・パッシング・ショットはほんの少しワイド、40-30
ラリー戦、フェデラーのバック・スライスはワイドに、デルポトロはキープしファイナル・セットのゲームカウントを16-15とする。
第32ゲーム、フェデラーはラブでキープ、16-16
第33ゲーム、デルポトロ、15でキープ、デルポトロは17-16とする。
第34ゲーム、フェデラー、23本目、24本目のサービス・エースを決めて15でキープ、17-17とする。
(フェデラーこの試合、ダブルフォルトがまだ1本きりだ。)4時間15分が経過した。
第35ゲーム、デルポトロはフォアをネット、0-15
フォアに回り込み、先にダウン・ザ・ラインを攻めたフェデラーが次をフォアで逆クロスに打ちオープンに決め、0-30
ラリー戦、デルポトロのフォアの深いボールはアウトのコール、チャレンジを使ったが、スローモーションではアウトの判定、デルポトロは0-40と大ピンチになる。
15-40、11回目のショットでフォアのクロスをオンラインに攻めたデルポトロ、フェデラーはやっとフォアのチョップ気味のショットで返す、それをデルポトロはバックで強打するがネット!
素晴らしいラリー戦だったが、フェデラーがブレーク! 18-17とする
18-17、第36ゲーム、フェデラーのサービィング・フォア・ザ・マッチ、これに勝てば初のメダルが確定する。
第20ゲームでも10-9でサービィング・フォア・ザ・マッチだったその時はラブで落とし失敗している。
デルポトロの攻めたフォアはロング、15-0
デルポトロの攻めにフェデラーのバックはネット、15-15
ここでフェデラーはダブルフォルト!この試合通して2個目のダブルフォルトがここで出た!15-30
ウィンブルドン・チャンピオン、世界一のプレイヤーでもプレッシャーを凄くかかるのだろうか?
フォアの回り込みダウン・ザ・ラインのショットに押されデルポトロのフォアはロング、30-30
12回目、デルポトロのバックのショットはロングに!40-30とフェデラーに遂にマッチ・ポイントがきた!(試合開始から4時間23分で)
Tへサービス・エースか?惜しくもフォルト!
フェデラーはフォアの回り込みダウン・ザ・ラインを放つ、やっと拾ったデルポトロのボールは短い、それをフェデラーはフォアで逆クロスに叩きネットにつく、
デルポトロはバックでやっとクロスに返すがそのボールはフェデラーの体の真ん中に弱くフラフラと飛んでいく、フェデラーはバックの面を作り体の正面体で取ったがなんとネット!
マッチ・ポイントを逃す! 芝の王者フェデラーがミス!
デルポトロのフォアへのファーストサーブからフォアのダウン・ザ・ラインを決めて2つ目のマッチ・ポイント!
ファーストサーブはネット
セカンドサーブからバックハンドの打ち合いが続く、
12回目、デルポトロのダウン・ザ・ラインへのショットは白帯にあたり短くなる、フェデラーはちょっとフォアサイドに行きすぎたために、それをバック・スライスでアプローチショットしてネットに、
デルポトロのバックのダウン・ザ・ラインへのパスはネット!
喜ぶフェデラー、がっかりとうなだれるデルポトロ、
両者はネット越に抱き合い互いに健闘を称える。
4時間26分の感動の戦いだった。
デルポトロはこのシングルスの後、ダルコと組みミックスダブルス準々決勝を戦ったがレイモンド/ブライアン組に 2-6 5-7 で敗れてしまった。
最終日にシングルスでは銅メダルをかけ、ジョコビッチと対戦する。
大会データー:
2012 ロンドン・オリンピック テニス
All England Club, ウィンブルドン
男女シングルス 64ドロー
ダブルス 32ドロー
ミックス 16ドロー
期間 7/28(土) – 8/5(日), 2012
<男子シングルス決勝>
1)R Federer (SUI) vs 3)A Murray (GBR)
<準決勝>
◎1)R Federer (SUI) 36 76(5) 19-17 ●9)J del Potro (ARG)
◎3)A Murray (GBR) 75 75 ●2)N Djokovic (SRB)
<準々決勝>
◎1)R Federer (SUI) 64 76(5) ●10)J Isner (USA)
◎9)J デルポトロ (ARG) 64 76(5) ●15)錦織 圭
◎3)A Murray (GBR) 64 61 ●11)N Almagro (ESP)
◎2)N Djokovic (SRB) 61 75 ●5)J Tsonga (FRA)
<3回戦>
◎15)錦織 圭 60 36 64 ●4)D フェレール (ESP)
<2回戦>
◎15)錦織 圭 46 64 61 ●N. ダビィデンコ (RUS)
<1回戦>
◎15)錦織圭 76(4) 76(4) ●B. トミック (AUS)
●添田豪 76(6) 67(5) 26 ◎M. バグダディス (CYP)
●伊藤竜馬 36 46 ◎M. ラオニック (CAN)
男子シングルス・ドロー
<女子シングルス決勝>
3)M Sharapova (RUS) vs 4)S Williams (USA)
<準決勝>
◎4)S Williams (USA) 61 62 ●1)V Azarenka (BLR)
◎3)M Sharapova (RUS) 62 63 ●14)M Kirilenko (RUS)
<準々決勝>
◎1)V Azarenka (BLR) 64 75 ●7)A Kerber (GER)
◎4)S Williams (USA) 60 63 ●8)C Wozniacki (DEN)
◎3)M Sharapova (RUS) 62 75 ●Kim Clijsters (BEL)
◎14)M Kirilenko (RUS) 76(3) 63 ●6)P Kvitova (CZE)
女子シングルス・ドロー
<男子ダブルス決勝>
1)ブライアン兄弟(USA) vs 2)M Llodra/J-W Tsonga(FRA)
<準決勝>
◎1)ブライアン兄弟(USA) 64 64 ●J Benneteau/R Gasquet(FRA)
◎2)M Llodra/J-W Tsonga (FRA) 63 46 18-16 ●D Ferrer/F Lopez (ESP)
男子ダブルス・ドロー
<女子ダブルス準決勝>
◎4)A Hlavackova/L Hradecka(CZE) 61 76(2) ●1)L Huber/L Raymond(USA)
3)M Kirilenko/N Petrova(RUS) vs ウイリアムズ姉妹
女子ダブルス・ドロー
<ミックスダブルス準決勝>
3)L Raymond/M Bryan (USA) vs 1)Azarenka/Mirnyi(BLR)orMirza/Paes (IND)
S Lisicki/C Kas(GER) vs Robson/Andy Murray(GBR)orStosur/Hewitt(AUS)
ミックス・ダブルス・ドロー
ライブスコア
ロンドン 現地時刻(時差は-8時間)
ロンドンの天気
オーダー・オブ・プレー
(記事 テニスジャパン 塚越 亘)