講習会資料

最近の講習会では、全体として強化していくことの大切さをお伝えしています。

参加いただいた多くの方から、その際の内容について確認として知りたいとのリクエストをいただいたので簡単にまとめてみました。

是非、ご活用ください。

テニスの基本 指導方法                      
この種目の理解 必要な能力 運動背景とは ・コートという限られたエリアで行う ・ネットという障害物を挟んで行う ・対人スホーツである いかに相手とかかわるのか  etc

上達までにはどんな能力が必要なのか

ピーク        パフォーマンス       完成された競技レベル

技術        戦術 戦略 知恵

専門体力     各ショット能力 ゲームメイク能力

基礎体力     柔軟性 筋力 持久力 (トレーニング)
ウォーミングアップ・クーリングダウン・ストレッチ  
走る、投げる、捕る、打つ (球技ベース能力)                        コーディネーション能力

技術×体力×知恵=競技力 ×部分がコーディネーション能力

技術・・・・走る、投げる、捕る、打つ
体力・・・・柔軟性、筋力、持久力
知恵・・・・エリアマネージメント、空間マネージメント、時間マネージメント

コーディネーション・・・7つの能力 (識別、連結、バランス、反応、リズム、変換、定位)    
識別 手や足、ボールとラケットなど視覚情報と連携し道具を操作する能力    
連結 運動連鎖 筋肉や関節を無駄なくスムーズに運動させる能力   
バランス 動作中 空間で重心保ち また崩れた際には素早く修正させる能力    
反応 様々な合図を素早く察知し対応する能力    
リズム 視覚や聴覚情報から動きを作り出し、動作表現できる能力    
変換 状況変化に対して動作を素早く切り替える能力    
定位 動いている人やボール 何もない空間と自分との位置関係を適切に把握能力

基礎技術 
走る 
 まずは姿勢  立つ  立位時の腰・骨盤のポジィション

1 立つ    耳 肩 腰 膝 足首が一直線であるように         
コートライン フェンスポール 電柱などで確認    

2 足ぶみ   体の位置・姿勢がずれずに動作されているか      
体が反ったり、前傾したり、横に傾いていないか

3 歩行    体重移動を理解する 目線を保ち全身での運動を行う
踵からつま先への体重移動を理解する

4 素早い歩行 リズム変化に対してもバランスを崩さずに行う           

5 トロッティング 足幅を狭めてステップ回数を増やしたジョギングを行う         
太ももを引き上げるのではなく骨盤から足を動かす

6 ジョギングからランニングへ 試合時間相当を走りきるための体力のベース

投げる 
下投げ 上投げ サイドスロー 投球方向と運動方向の関係を理解する

1 ボールころがし 大きいボールから小さいボールへ           
運動の方向への動きの確認           
全身の運動動作を行うように心がける

2 下投げ    腕力で投球するのではなく、振り子のようなイメージで
体の中からの 運動を理解する            

3 上投げ   段階的に運動動作を大きくしていくように習得する         
生体の動きに反しないように心がける

4 各パーツでの投球 手のみ、肩のみ、上半身のみ、椅子に座って、
膝をついてなど、体幹のひねりなどを実感する

5 様々な角度での投球 フリスビーやクッションなども使用しいろいろな
位置での投球を身につける

6 遠投    全身の運動使って行う                              
けんけんワンステップ投球 投球方向へ移動しての投球

捕る  
ボールに対しての距離やタイミングを習得するための練習 
一言でボールを見る と言っても、見る、観る、視る、診る、看ると漢字で表すと違うようにいろいろ な見方があります。ボールの行方までを想像するような観察した目でキャッチし ます。

1 ボールを止める 相手から転がってくるボールを体の正面で止める。           
最初は大きめなボールからスタートし、徐々に小さいボールへと移行する。

2 トスキャッチ  トスされたものをキャッチ       
滞空時間のある物からスタートし徐々に時間を無くす物へと移行る。

3 エッグキャッチ 生卵や水風船を受け止めるような全身でのキャッチを理解する。

4 上からのボールキャッチ 上から落とされたものに対しての対応を覚える       
滞空時間のある物からスタートし徐々にリアルボールへと移行する。

総合 (投げる、捕る) ボールに対しての対応する感覚を高める。

1 キャッチボール お互い相手の正面 胸の辺りを目標にプレイする。

2 膝立ち状態でプレイ 体幹の捻りを身に付けるための練習                

3 素早いキャッチボール 捕ると同時に投げるようなリズムになるように全身でプレーする。

4 遠投キャッチボール 長い距離でのキャッチボール フライを混ぜたりするのも効果的です。

5 ワンバウンドキャッチボール 相手との間にバウンド場所を設定してのキャッチボールこの場所をいろいろ指定して練習を行う
            弾みと到達の関係などを学ぶ

6 バウンズ背面キャッチ ボールを見る意味 実際の目で見る 頭で描いた軌道で見る

7 ポケットキャッチ フードキャッチ ボール軌道をよむ

8 お手玉キャッチ  素早い動作を身に付ける

打つ 
 
1 手で打つ    相手からのトスを手で打ち返す。タイミングを合わせトス           
するイメージで行う。

2 落下するボールを手や足でかわす

3 ボールつき   ドリブル練習 両手を使ってのプレイ  足もOK

4 ネットを打つ  動きのない物を打つ 打つ、押す、触る、触れる、擦る
          弾くなどなど・・・・から打つを理解する。

5 道具を打つ 道具で打つ 太鼓 木琴 などの楽器や、釘を打ったりする。               コーンを打つ

6 バランスボールを打つ 打点によって手に伝わる衝撃の違いを感じる

7 ラケットで打つ ドリブル、上方玉つき、玉つき上げバウンドプレイ
           変則ドリブル ラケットのいろいろな場所でドリブル

8 ラケットでのボール拾い 地面のボールを弾ませる
             足で挟んでボール拾い
ラケットボール遊びへ・・・・

これまでの練習は球技をするための一般的コーディネーションの練習 次に徐々に専門的要素の含まれるコーディネーションの練習に進みます。

フットワーク  
試合中に発生する局面 加速、減速、切替し を追及するために

1 構え     基本動的姿勢

2 体幹のバランス   バランスボールに座る バランスデイスクに立つ

3 2~3歩のダッシュ 第一歩を素早くステップするためには

4 ダッシュからの減速 ブレーキングの感覚をつかむ 急ブレーキ ABS

5 速度変化を身に付ける コーチの合図で加速減速や切替し
             速度変化対応の練習

6 横方向

7 様々なステップの理解 スプリットステップ 相手とのリズム
                   動き出しのタイミングを合わせるのに
         サイドステップ  ボールとの距離調整に使う
                  短い距離のコートカバー
         クロスオーバーステップ コートカバーの際や様々な初期動作の際に使う           キャリオカステップ 前方向への移動時 体の開きを抑えるときに発生           バックステップ ボールとの距離調整に使う回り込んでの処理などに発生

8 ステップからダッシュ

9 コーン回り コーンタッチ ボールへの進入時の減速方法の習得                    回り込む減速 急減速

10 背面からのボール対応ダッシュ  股下からのボール

11 反応キャッチボール  ドロップボールを確保


ショット技術を作る

   試合中に必要となるボール対応と身のこなし
     ボールコントロール要素を学ぶトレーニング
     ボールコントロールには 方向 距離 高さ 速度 回転

1 バスケットスロー カゴに対してのボール投げ 軌道の理解

2 滞空時間のあるボールプレイ ラケットで相手に返球
              風船 スポンジボール ミディーへと

3 コーチ対数名のローテーション 1ショットチェンジ

4 バレーボールパスゲーム  数名でパスゲーム

5 ワンクッションボレーで返球

6 移動物への投球  ボールやフラフープなど 
移動する物をターゲットにボールをぶつける

7 空間の意識    フェンスや空間にある物 
遠方のものをターゲットにボールをぶ つける

8 動きのあるボールキャッチ 相手とのプレーのスタート 
相手が頑張れば捕れるボー ル
   ハンドアイコーディネーション

9 足でのプレー    フットアイコーディネーション 押えて転がす
            トスされたボールをインサイドキックで返球

10 同時キャッチボール 両者同時に投球するキャッチボール
 投球時 捕球時のストレスの違いを理解する

11 ランダムキャッチボール 前後左右上下 
相手が1、2歩で処理できる範囲でプレイ

12 コーンでボールキャッチ ノーバウンドのボールをコーンでキャッチ
            ボールと自身の間に道具を置く

13 動きを入れてボール返球 板やバケツでボール返球 
ボールでボール返球 

14 ラケットでボールキャッチ 両手2本のラケットでボールキャッチ

15 ホーススイング   ホーススイングで順次加速運動を理解

16 釣竿スイング    より強い強度につながる運動の理解

17 竹ぼうきスイング  遠心力と求心力

18 日常動作でスイング効果を得る テーブル拭き ガラス拭き 
ホウキ はたき 草刈り釜 ゲンノウ 杵

19 大きなボールスロー 様々な高さでプレー 体の使い方を理解

20 バウンズメディスンボールプレイ サービスボックスでプレイ

21 歩行素振り  ライン上を歩行し その運動動作にスイング動作を入れる

22 踏み台ステップスイング

23 ラケットボール転がし 大きいボールから小さなボールへ

24 ラケット押えボール転がし スピン時の運動動作の習得

25 ラケットキーパーゲーム サッカーのキーパーのイメージ

26 ショートバウンドキャッチ 全身運動とタイミング
             ステップアップメニューへ

27 ショートバウンドラケットトス

28 ボレーandボールスロー   目標を置いて

29 ボレー・ストローク トスとタッチショット

30 ラケットプレイ   玉突き上げを交互に行う
            ある程度の距離を移動して行う

31 ラインプレイ    小さなターゲットを作ってプレイ
            Tマークや+マークでもトライ

32 スペースラリー   ライン幅を広げてラリー

33 空間を使ってラリー 間にカゴやベンチなど障害物を用意してラリー

34 滞空時間のあるボールプレイ  ワンバウンドラリー 
スポンジからミディー PLAY+STAYメニューボール

35 シャトル打ち上げプレー

ストローク基礎習得練習

1 ドロップボール     落とされたボールをターゲットへ

2 ペアドロップストローク 歩行移動しながらストローク

3 手出しトスボール    短くトスされたボールの処理

4 様々な方向からのボール 最初は後ろから

5 ベースラインに下がって

6 回転練習      回転を理解 スピン スライス 
軌道や弾み方 大きなボールを回すほどの運動量

7 トップスピンストローク トップスピンロブ アングルショット

8 スライスショット    変化 アプローチ ディフェンス

9 ドロップショット    短めのスライスショット               
軌道 空間の意識

10 空間を意識した練習   フリーキックのイメージ

11 目の前ターゲットヒット

12 ホームラン競争

13 ノーバウンドヒット

14 ディフェンス オフェンス 深いボール短いボールの処理

15 サービスラインセンタースタートストローク  

16 サービスライン横移動のストローク

17 ベースライン横移動のストローク

18 ベースラインスタート深いボール短いボール

19 スペインドリル  前後4球ドリル

20 ワイパーストローク ボールへの進入方向の切替し
移動の大きいバージョン

21 フォアバック左右フットワーク練習 8の字意識

22 切替しストローク クロスからショートクロス クロスからストレート

23 回り込みフォアハンド  ベースラインバージョン  サービスラインハードヒット

24 ランダム3球一定コーナストローク

25 ランダム3球オープンコートストローク

26 ボレーつなぎ   壁のように返球されたボールを一貫性のある動きでプレイ

27 クイックな動作を作る  連続ショット      トスから球出し

28 コントロールしオプーンへ攻める  タンターン 切替し

29 ストレートショットからアプローチショットへ

ネットプレイ基本習得練習

1 球技の基本動作を使った動作確認練習  これまでの能力で様々なプレー                 ストローク導入時と同じアプローチなため一括りに

2 サービスラインセンターからのボレー 1球打ち

3 サービスラインセンターから動作練習 1球カゴ入れ 2球目ヒット

4 サービスラインサイドからのボレー  ポーチ コーナーから交互に

5 回転練習  回転の理解

6 高い位置での処理

7 高さの違ったボールの処理  ローボレー ミドルボレー

8 ハイボレーからスマッシュへ

9 スマッシュの基本練習  バウンズ球出しボールを打つ

10 両手ラケットでの練習  腕の入れ替え

11 ボレー スマッシュ切替し動作の練習

12 ジャンピングスマッシュ  バランス

13 ハーフボレー

14 ドロップ ストップボレー

15 ロブボレー

16 球出しによるダブルス形式の練習

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