6月4日 ヨーロッパ遠征 Day 4 ザグレブ 26度
午前中は練習前の9時から1時間フットワークと体幹系のトレーニングをしてからテニスをスタートした。
クレーコートで基本になるラリー力を高める練習は必ず入れている。今取り組んでいることはスプリットステップだ。ラリー中にしっかりとスプリットステップができるようになったらいいレベルの選手だ。
フットワークトレーニングでもスプリットステップを意識したものを多く取り入れるようにしている。体に染み込むまで徹底的に訓練しなければいけないのがフットワークだ。
今日のナショナルトレーニングセンターにはカルロビッチが練習に来ていた。彼は大きいが的確なタイミングでしっかりとスプリットステップを行っている。それを見て子供たちはいい学習をしたようだ。その後の練習ではスプリットステップをはじめフットワークが良くなっていた。
午後はクロアチアの選手たちとセット練習を行った。クロアチアの選手は大きく普段と違った角度でボールが飛んでくるので日本人にとっては有難い練習相手だ。
クロアチアの生活に慣れ気が緩みだしている選手もいるので夜のミーティングでは強くなっている選手がジュニア時代どのようなテニスへの取り組み方をしていたか話をした。強くなるには今どんなショットが打てるかではなくどんな考え方でテニスに取り組んでいるかがもっと大事なのだ。それを理解して実行に移せるジュニアは必ずいい選手に成長するのだ。
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