ネットへ出てプレッシャーをかけてのポイント

US Men’s Clay Court Championshipはライアン・スイーティングの優勝で終わった。錦織圭にとっては準優勝だったがこれからのヨーロッパのクレーコートシーズンにむけて良いウオームアップになったはずだ。

圭を破ったスイーティングは昔から富田玄輝や喜多文明も良く対戦していた選手だ。今回の試合を見ているとスイーティングにとっては圭に対して何度も負けているだけに作戦を練って来たように見えた。今回はスイーティングの方が圭に対してネットへ出てプレッシャーをかけてのポイントが多く見られたところだ。

圭は連戦の疲れもあったように感じたが少し消極的になった瞬間のプレーの際、手元が僅かに狂い珍しいエラーに繋がっていた。何度も訪れたセットポイントだったがものに出来なかったのが敗戦に繋がった。

最高の出来とは言えない圭の決勝戦だったがそれでもここまでのステージに来ているのは彼のこれからの可能性をさらに感じさせる大会だったように感じた。この大会で50位を切りトップへ向けて良いポジションに着いた。このシーズンが勝負だ。是非の健闘と幸運を期待したい。

(今年の3月、慶応大学に入学前の近藤大基くん、権大亮くん、そして被災地福島県相馬市から大変な思いの中、たった1人で関東に出て来た権直人くんが練習に駆けつけてくれました。)
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