短く低く打って相手を前に出すショットも使うとプレーに幅が出てくる/TEAM YONEZAWA ヨーロッパ遠征

6月25日 火曜日 Day 23 チャコベッツ 18度
早朝まで降り続いた雨でコート整備されたコートは重く滑る個所があったが何とか試合は消化された。今日のTE(ヨーロッパテニス連盟)公認大会チャコベッツ16歳以下の本戦1回戦で勝ち残ったのは堀江亨、野田樹力、田島尚輝だった。亨は会心のプレーで快勝、樹力はラッキールーザーで本戦入りした井上隆也に競りながらもストレート勝ち、尚輝は3時間に及ぶ接戦を制した。枡富一も本戦だったがストロークの安定したクロアチアの選手に惜しくも敗れた。

湿っているクレーコートでは球足が遅いのでドロップショットが有効だが短く低く打って相手を前に出すショットも使うとプレーに幅が出てくる。中々勇気が出せなくてワンパターンになる選手、思い切って色々なプレーをトライする選手性格によって様々だ。

午後雨が降って来たのでザグレブに戻って練習をした。ザグレブ到着した時には雨も止んでクレーコートで練習する事が出来た。練習の後は入念に日課のトレーニングそして長いランニングを行って1日を終えた。

一方ハンガリーで奮闘している12歳以下の選手たちも頑張っているとのゾルタンコーチとレビーコーチから報告が入った。TEハンガリーオープン12歳以下の本戦2回戦では平野太陽がハンガリーの選手に吉村大生がポーランドの選手にともにファイナルセットで勝利して明日のQFに駒を進めた。コンソレーションに回った駒形怜哉は善戦したが惜しくも敗退だった。夜家から近くにあるブダペストの名所の王宮を散策した。歴史的な建造物などを見ることは子供たちにとって凄く貴重な体験だ。

デンマークのITFを転戦中の井上晴は単複勝って明日の3回戦に駒を進めたと報告が入った。松岡雄介は善戦しながらも惜しくも敗退だ。

選手達それぞれの大会で精一杯戦っている様子だ。競った試合を戦うのがレベルアップへの近道だ。明日も選手たちの頑張りが楽しみだ。
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