”もっと間を大切に急がないでプレーしろ!!”/修造チャレンジ

今日は修造チャレンジにお邪魔した。修造チャレンジは日本テニス協会が主催している選抜トップジュニアキャンプだ。今回はチームヨネザワの選手からは堀江亨、田島尚輝が選ばれているが彼ら以外にも千頭昇平、青木一真、吉野郁哉、横田大夢などキャンプや遠征で深く関わっている選手たちも多数いるので僕にとっては彼らの様子を観察できる貴重なチャンスだ。

ボブさん曰く“君たちはただ強くボールを打っているだけだ!もっと間を大切に急がないでプレーしろ!!”と言うのが印象的だった。海外に行くとボールが弾み早いタイミングで強く打つことが出来ない状況下で試合をすることになるので今のうちにそのイメージを持ってプレーする事が大切だと言う事だ。

僕が全体を見ていて感じた事はポイントを創っている選手とボールを打つことに必死になっている選手の違いだ。創ると言う事は組み立てると言う事だ。組み立てている間にミスや相手の良いショットに阻まれる場合もあるがその選手が何を目的にしてポイントを終わらせようとしているのかがイメージしているのが大切だ。そのイメージが短いパターンがあったり長いパターンがあったりしてより多彩なのが見ていて楽しいのだ。良いプレーを見ていると絵を描いているように僕には感じるのだがスポーツの面白さはそのあたりにあるのではないだろうか?

今回はボブブレッドさんも来ていて久しぶりに話もできて楽しい1日となった。ボブさんとはホップマンキャンプがバードモアにあった時初めて会って以来40年近い付き合いのテニス界の大先輩だ。近況報告をしあって刺激を頂けさせて頂いた。

最後になりましたが今回のキャンプを選手たちの為に開催して下さった松岡修造さんを始め関係者の方々この場をお借りして厚く御礼申し上げます。長時間に渡る選手達への指導本当にお疲れ様です。この選手達の中から東京オリンピックで活躍する選手が出てくることを心よりお祈りいたします。
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