10月3日(土)、東京の有明テニスの森で開催されているATPツアー500大会、楽天オープンの
予選初日。1回戦が行われ守屋宏紀(24歳、北日本物産)は杉田祐一(三菱電機)と11度目の対戦。

お互いに試合を通じて4度も相手のサービスをブレイクする試合展開。2時間19分にも及ぶ大激戦はファイナルセット、タイブレークにもつれ込む接戦となり、6-2、2-6、7-6(1)で守屋宏紀が勝利し予選2回戦に進出を果たした。

全日本チャンピオン、グランドスラム大会本戦出場経験者者同士の試合は第1コートの観客席を満杯にした。

守屋宏紀

また昨年の全日本チャンピオンでスイスを拠点に戦う江原弘泰。ピエール=ユーグ・エルベールとの同年代対戦!

全米ジュニア時代もベスト4と活躍したエルベールは、今年の全米オープンではダブルスで優勝しグランドスラムチャンピオンとなっていた。

また夏にはシングルスでもツアーで準優勝を果たすなど厳しい戦いが予想されたが、1時間49分に及ぶフルセットの試合は、ファイナルセットで優位に進めていた江原だったが4度のブレイクチャンスを生かせずに1-6、6-1、5-7で惜敗した。

江原弘泰

また予選の第6シードの添田豪(31歳、GODAIテニスカレッジ)は仁木拓人(27歳、三菱電機)と対戦し6-3、7-6(3)で勝利し予選2回戦に進出を果たした。関口周一は全米オープンにおいてサンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)に勝利したオースティン・クライチェク(米国)と対戦し2-6、4-6で敗退している。

また午後にはドロー公開抽選が行われ連覇を目指す第2シードの錦織圭(25歳、日清食品)は、初戦で若手のボルナ・コリッチ(クロアチア)と対戦する。

錦織圭は、準々決勝で昨年、全米オープン決勝で対戦した8シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、準決勝では第3シードのリシャール・ガスケ(フランス)と対戦する。

また第1シードのスタン・ワウリンカ(スイス)は準決勝でジル・シモン(フランス)と対戦するドローとなった。

ドロー公開抽選を行った西岡良仁(20歳、ヨネックス)は自ら伊藤竜馬(27歳、北日本物産)との対戦を引き当てた。また内山靖崇(23歳、北日本物産)はイリ・べセリ(チェコ)と対戦する。

記事 長嶋秀和