12月13日（土）と14日（日）にかけて、東京三鷹のMTSテニスアリーナ三鷹にてエキシビションイベント「EVOLABLE ASIA 空旅.com HEAT JAPAN 2014」が開催された。試合は、1セットマッチ（1セットオール6-6タイブレーク）の総当戦を行い、2日目となる12月14日（日）の午後に順位決定戦が行われる。
参加選手は世界ランクを自己最高位の146位へ上昇させた守屋宏紀（24歳）、アジア大会にて金メダルの活躍を果たした西岡良仁（19歳）、世界ランクを100位に返り咲いた添田豪（30歳）、そして世界ランク最高102位のベテラン鈴木貴男、デ杯ワールドグループにおいてダブルスで歴史的勝利を飾った内山靖崇（22歳）ら日本を代表するトッププロが白熱のエキシビションを繰り広げた。
イベント2日目となった14日（日）、セッション3では守屋と同じく自己最高位を更新している西岡が対戦。解説を努めた全日本選手権歴代優勝者の増田健太郎プロが「テンポの速い世界のトップランカーにも通用するバックハンドのクロスからネットに出ていく展開」を披露する。
対する西岡は、ブレイクピンチを何度も凌ぐなど「練習からどんなボールでも追いかける」というプレーが勢いのある守屋のプレーをわずかに上回り勝利を収めた。
第2試合では、日本代表の添田と内山が対戦。今シーズン3度の対戦でいずれも勝利している添田に対して、内山はエキシビションイベントとは感じさせない真剣勝負と迫力で挑むが、正確無比なプレーにサービスからネットプレーなど相手に予測させない展開を織り交ぜて今季後半の好調さそのままに今大会3連勝を決めた。
好調なサービスを武器に何度もエースを奪うなど迫力満点のテニスを魅せた内山だったがわずかに勝利に届かずに3位決定戦に進むことになった。
日本代表同士の真剣なラリーから、イベントならではの観客からの声援、解説席に座る増田健太郎プロ、石井弘樹プロらと、出場プロの軽快なトークも試合を盛り上げた。
エンターテインメントダブルスではプロが高校生の挑戦を退けて勝利するが、トークを繰り広げながらの試合に会場を盛り上げた。
イベント最終日となる今日は表彰式並びに選手レアグッズ抽選会、サイン会が予定されている。
記事、写真:長嶋秀和
