国別対抗戦が終了し、時差ボケも取れてきたところです。小生がチームコーチの男子チームは4位という結果でした。チームメンバーの構成からすると、今回の結果は想像以上の出来と思っています。
しかし、心の中には、久々に「完敗」した感じが今でも残り、残念でなりません。
準決勝のフランス戦。相手はベストメンバーでした。シングルス1-1のタイで、最終のダブルスに運命がかかりました。日本チームは善戦むなしく、16・64・57で負けました。
ファイナルセットは5-1リードから6ゲームをひっくり返されました。なんとも悔しい負け方だったからです。
ファーストセットの取られ方は、全くといって相手になっていない状況でした。その状況から開き直り、単純明快な作戦を貫き、ファイナルセット5-1までリードしました。
ここからが、相手は世界3位と4位のペアの猛攻でした。逆転されるまでマッチポイントは5-2の時点で1回。その1回を逃すと、「30」以上はポイントが取れませんでした。逆に、フランスは6-5の1回のマッチポイントで取りました。
小生自身、過去に一度だけ、引率したジュニアが全国大会の決勝戦で、あと1ゲーム取れれば優勝というところで逆転されてしまった経験があります。その経験を知っているため、気を緩めることなく選手達に、「ここからがキツイ!」と伝えたのですが・・・現実はそんな生易しいものではありません。
試合終了後、多くの国のコーチから、「This is tennis・・・」と言いながら励まされました。
本当にこれがテニスですね。選手の想像を遥かに超えた出来。これをもって、勝ちきれなかったのは、相手を褒める以外ありません。
テニスの「底知れぬ魅力」に味わいの深さを感じたフランス戦でした。
本当に良い経験が出来た遠征でした。
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コメント
This is tennis. そういう事だったのですか。よく分かりました、丸山さん。
記事とはまったく関係ありませんが、
昨日子供にお電話をいただいた。父親です。
お電話をいただいたおかげで、本人は落ち着き、やる気を復活させました。
お忙しい時期に、貴重な時間をさいていただき、本当にありがとうございました。
この場以外に、お礼を申し上げる場所が思いつきませんでしたので、失礼ながら書き込みをさせていただきました。
名コーチというのは、テニスを知っているだけでなく、人を知っている人でなければいけないんだろうなぁ というのを再確認させていただきました。
これからもご活躍ください。