頂点に昇り詰めるまで・・・其の七 自分の中にいる敵と戦う!

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北京の会場で、練習の前にタイヤの入れ替えを行う国枝選手・・・

ご無沙汰しました。今後は、小まめにアップしていきます。

さて、本日は「自分の中に隠れている敵に打ち勝つ!」という内容を紹介します。

イケテル選手とイケテそうでイケテナイ選手の差に決定的に感じるものとは、「依存心」であると感じている。人に依存するというのは、もともと誰もが持ち得ているもの。それが良いとか悪いとか、そんなことは言うつもりはない。ただ、多くの選手の行動を見ていると本当に如実に現れる。

仕事柄、グランドスラムに顔を出すことが多いが、本当のトップ選手ともなると、周りがサポートしているケースが多い。これについては、彼らを取り巻く環境が通常の選手と違う。サポートする者がいなければ、自分が自分のものだけでは済まされていない立場にあるため、彼らの場合はなくてはならないものと感じる。

しかし、ジュニアや車いすの選手、プロでも予選回りの選手(とは言ってもグランドスラムレベル)は、そうはいかない。その中でも、活躍していく選手は「自分のことは自分で行う」ことが、普通にできていると感じる。荷物だって練習だってすべて自分のスケジュール管理を行っている。

車いすテニスの強化を希望する選手達に対し、何よりもはじめに言うことは、「自分のことは自分でやってください」と言っている。それは、以前記事にも掲載した、私が初めてレッスンを行った「大森選手」との会話の中で、「自分のことは自分でやります!」と言い切った彼の言葉を、私は今でも大切に心に留めている。

正直、今まで見てきた選手は、ジュニア選手であろうが、車いす選手であろうが、自分の事は自分で行うように仕向けてきた。出来るようになった選手は間違いなく成果が出ている。そうでなければ、厳しいツアーでは対応しきれないのである。先ずは、自分の中にいる敵に打ち勝つことが大切である!

もちろん、齋田選手や国枝選手は、当たり前のようにできている。今一度、自分の「依存度」を確認してみてはいかがですか・・・?

コメント

  1. 田井直子 さん : 2008.12.02

    こんにちは(*^_^*)先日は、遠路遙々高知県までお越し下さいましてありがとうございました。すごく勉強になりました。私も、クラブマネジャーとして、もっと進化していきたいとおもいました(^_^)v 国枝選手と齋田選手が一回り違いの鼠年ってあって、私ってそのもう一つ上の鼠年みたい!!です。(笑)

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  2. 松本 圭司 さん : 2008.12.02

    11月30日、高知での車椅子テニスのイベントに親子で参加さしていただいたものです。

    すごく、たのしかったです。
    息子もすごく楽しかったとよろこんでいました。
    ありがとうございました。
    機会があれば、またきてください。

    返信

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