2011 RG 6

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試合終了直後の国枝&Peifer選手(優勝後の顔は良い顔しています)

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表彰式の様子・・・やはり一番似合う光景です・・・

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最後は全員で報道陣とのお見合い(笑)

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FedererとDjokovicの試合を「砂かぶり席」で観戦・・・「強烈」でした。子供達にも観せたかった・・・

「このままでは終われない・・・」

そんな気迫がコートでの国枝選手のオーラとなって、他の選手達を圧倒していました。昨日の鬱憤を晴らすが如く、彼の身体が人一倍大きく見えました。

結果は、国枝&Peifer(FRA) VS Ammerlaan(NED)&Olsson(SWE) 62・63 

「優勝」

昨日の記事にも書いたように、昨夜は、無言あり、核心的な話あり、目を合わせたり、合わせなかったり、遅くまで話し合ったことが、新たな始まりの意味をなしたかのように・・・

今日の「Kunieda」は、素晴らしかった。

反省したことを、すぐに形にできる能力が、彼自身をトップに君臨させている証拠なのだと直ぐに理解できました。

一言だけ、「タラ・・・レバ・・・」を言わして下さい。この調子がシングルスの時であれば・・・

しかし、これが「Tennis」です。

テニスとは「バランス」のスポーツ。勝ちたい気持ちが強ければ勝てるというものでもなく、1球の積み重ねが、1ポイント。1ポイントの積み重ねが、1ゲーム。1ゲームの積み重ねが1セット・・・

希望ばかりではいけません。あくまでも「今」が、何よりも大切であり、そのバランスを保ちながらプレイすることなのです。

今年のParisの肌を刺すような日差しが我々に教えてくれたもの・・・それは、「一事が万事」。

今を等閑にしていると、夢が砕け散るということを考えさせてくれたのです。

表彰式が終わると、Federer/Djokovicの試合を観戦。GSでの選手の顔色は違います。自分達の前には戦っている両雄しか見えない最前列で観戦したので、息遣い、目線、全てが、張り詰めた鋭い空気に、数万の観客も息を飲むように観戦していました。

コート上では、両者が別次元の世界で、「今」の戦いをしていました。お互いの駆け引きよりも、自分の信じるベストをぶつけ合っており、全ての一挙手一投足が美しすぎて鳥肌が立ちました。

また、審判やボールパーソンのこれ以上の無い緊張感も伝わってきました。

「Court Philippe-Chatrier」は、そのような聖域なのです。

観戦後、国枝選手が一言。「コーチ今から練習でもしますか?」

「やりたいなら、いつでも、どこでも付き合いますよ・・・」

2012年への「Roland Garros」が、いよいよスタートしました・・・

日本から応援して下さった皆様本当にありがとうございました。

これからも末長くご指導の程お願い申し上げます。

コメント

  1. andy さん : 2011.06.05

    ダブルス優勝おめでとうございます。シングルス悔しいですがお疲れさまでした。丸山コーチの一文一文からローランギャロスの空気が伝わって来ました。今を変えることが未来を変えること、今の積み重ねが未来のマッチポイント、一期一球の精神が伝わりました。さらなるご活躍楽しみにしております。

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