私なりの基礎練習の定義

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ナダルの手のひらは練習の賜物!

先日、国枝選手の特集、「クロスロード」という番組によって全国ネットで放映されました。

全国ネットというものは強烈なもので、本人は勿論のこと、サポート役の私へのメッセージも(メールやFBメッセンジャーなど)過去に見ないレベルで、応援メールや質問メール、また突っ込んだ話になると、指導者として選手との携わり方など、多くの内容に至りました。

特に「技術」指導についての問い合わせは群を抜いていました。

皆様には、いろいろなお問い合わせをいただき、ありがとうございました。

さて、私の練習における哲学として、「ベーシック=テクニック」というものがあります。

それは、基礎を徹底的に行っていくことで、応用テクニックに繋がっていく。という単純な考えです。

算数でいえば、「基礎問題を徹底的に行うことで、応用問題に対して容易に対応できる」ということです。

お問い合わせの中には、基礎練習に時間をかけて・・・、球出し練習に時間をかけて・・・などのメールもいただきましたが、決して間違いではありませんが、

「基礎練習」のみしていればすべてに通ずるというものではないということを断っておきたいのです。(当然のことです!)

実践練習や、本番での挑戦、本番での勝敗など、多くの経験を積んで学んでいくことも非常に大切なことなのです。

算数の「基礎問題」に話を戻しますが、基礎問題が解けても応用問題で、文章読解力がなければ、やり方は分かっていても問いに答えられない場合があります。

したがって、技術とはあくまでも氷山の一角「一部分」であり、その多くの一部分が集まって「技術力」となっていることに気付いてください。

スポーツというのは「技術力=総合力」が強くなければモノになりませんし、スポーツの価値というのは、「人としての総合力」を養っていくことなのです。

テニスの技術とは、ボールを打つことのみならず、身体技術、戦術技術、メンタル技術、人間性、知力、体力など・・・無限にあります。

ジュニアレベルでは何かが欠けていてもそれなりに結果が出てきますが、プロのレベルともなると絶対的に総合力が強いられます。

このように「総合力」を養っていくトレーニングを常日頃から「基礎練習」として行われていき、さらにそれを磨き続けてくことで、賜物という結果が生まれてくるのです。

これが、私にとっての「基礎練習」の定義です。


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