人とのコミュニケーションの手段として一番大切なものとされている言葉。誰もが、話の「上手い人」か「下手な人」の2種類のうちのどちらかに属す。それに、負けず劣らずの手段として、「態度」がある。もしかしたら、「誠意ある態度」に勝るものはないと感じるときもある。今日は、2つの事柄が小生の身の回りで起こった。一つは小生に直接関係したこと。もう一つは小生の仕事の同僚が取った行動。どちらもとても感激した一幕であった。
一つは、選手から伝えられた感謝の言葉だった。今日は「NEC全日本車いすテニス選手権大会」というイベントの最終日であった。この3日間は、日本の車いすテニス界の勢いそのものが象徴され、今日の最終日だけで、300~350名の方々が会場となっているTTCに足を運んで下さりました。観戦いただきました皆様には、心から感謝いたしております。また、今大会を支えて下さった、NECをはじめとする協賛会社各社、ヴォランティアの方々や、ボールキッズの子供達に感謝しております。女子連審判部の方々も、千葉、埼玉、神奈川からお集まりいただき、大会に華を添えていただけましたこと感謝いたしております。
さて、そこでお話ししたいのは、選手のウィナーズスピーチの一幕で、「コーチの言葉を胸に闘いました・・・」と一言。本当に目頭が熱くなりました。正直な話、泣きました。小生としては、私のできることはなんでもします・・・という気持ちを胸に、いつも選手に対して接しています。実は、小生は今大会のディレクターを行っており、とても完璧な手綱さばきを行っていたわけでなく、キャパ超え寸前の状況に置かれており、それでも小生を支え続けてくれているスタッフに感謝していた最中に、選手からの普段から聞きなれていない一言がダメ押しに・・・。単純な作りである小生は、この一言を待っている訳でもなく、言われなくてもコーチという職業についている限り、選手の結果を出さなければならないため、当たり前のようにしていなければならないと思っている。コーチというものはそういう存在であるとも心に刻んでいる。しかし、選手からのこのような一言が「明日への活力」に繋がり、「コーチとしての自信」に繋がるのです。本当に今すぐにでも、張り切りたくなってしまった一幕でした。その選手の気持ちの奥底にある感謝がとても良く伝わり、今までよりも更に、この人のために・・・と心に誓ってしまいました。ありがとう。
もう一つは、閉会式が終了し、全ての片づけが終わりデスクに戻ると、同僚コーチが、友人の彼女の蕎麦屋が今日で閉店するため、「今から宇都宮まで行ってきます」と一言。実は、同僚コーチとは、小生がジュニアの頃指導しており、今では同僚コーチとなって共に働いている仲間なのです。今日は本当に疲れているはずです。その中で、蕎麦を食べるだけに3時間ぐらいかけて行こうとする気持ち・・・友を大切にする彼の行動に感銘を受けました。ありがとう。
人に伝わる身近な手段として、「誠意ある言葉の力」、「誠意ある態度の力」を、これからも大切にしていきたいと強く思います。イベントを終えて疲れているはずが、この2つの小さな出来事に癒されたという、小生にとっては、とても素敵な1日となりました。
コメント
ありがとうございます。心が洗われました。
「いいはなシーサー」
すみません、ふざけてるわけではありません。笑
本当に素敵な話ですね。
私も今日選手がウィナーズスピーチで、「コーチがいて心強かった」の言葉にグッときました。
勝った時は選手の頑張り、負けた時はコーチの責任と思ってやってます。
お互いに良い一日でしたね、また頑張ろう!
いつもながら、心にしみいる言葉です。人と人との交わりの原点を見る思いです。柏まで足を運ぶことはできませんでしたが、ブログを通じで感動しています。皆様、丸山コーチ、ありがとうございました。
コーチお久しぶりです。ERINA母です。
国枝さんのブログでここを見つけました。
国枝さんおめでとうございます。斎田さんもお疲れ様でした。
今日のブログを見て、関東中学の敗戦の後、有明でコーチが長い時間娘に高校の事を含めいろいろなことを話してくれたのを
思い出します。まさにコーチからの「誠意ある言葉の力」「誠意ある態度の力」だったと思います。
今の娘はコーチがいたらこそ! 有難うございました。
bunbunさん、Mitsさん、tarojunさん、michiさん。早速の書き込み本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いいたします。ところでmichiさん、ERINAはしっかり勉強していますか?(笑)