第1シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ、1位)が、全米オープン準々決勝で、ディフェンディングチャンピオンで第7シードのサマンサ・ストーサー(オーストラリア、7位)を、6-1、4-6、7-6(5)で破って、全米オープンで初めてベスト4に進出した。
過去の対戦成績では、アザレンカが5戦5勝で、今回もアザレンカが第1セットを3回ブレークに成功し、わずか30分で奪った時は圧勝かと思われたが、第2セットからストーサーも粘りを見せた。
第2セット、お互いワンブレークの3-3で迎えた第7ゲームで、ストーサーが得意のフォアハンドストロークを決めてブレークに成功し、そのリードを保ってセットオールとした。
ファイナルセットは、ベースライン深く突き刺さるストローク戦でお互い譲らず、双方2ブレークずつでタイブレークへ。タイブレークも5-5までもつれるが、アザレンカがバックのドロップショットを決めて、マッチポイントをつかむと、最後は、ストーサーがストロークをミスして、アザレンカの初のベスト4入りが決まった。
「ビクトリアは決してあきらめない。準々決勝で負けて、がっかりしているけど、いいプレーができたことを嬉しく思う」(ストーサー)
準決勝に進出したことによって、アザレンカは全米オープン後にも、世界ナンバーワンを維持できることが確定した。
「全米オープンで初めてベスト4に入って、信じられない気持ちです。でも、立ち止まりたくないわ」
アザレンカは、マリア・シャラポワとマリオン・バルトリの勝者と準決勝で対戦する。
※写真は、全米オープンで自身初の4強入りを決めたビクトリア・アザレンカ