全米オープン女子シングルス準決勝で、第4シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国、4位)は、第10シードのサラ・エラニ(イタリア、10位)を、6-1、6-2、1時間4分で下して、6回目の決勝進出した。
セリーナは、持ち前のパワープレーで、ゲーム序盤からエラニを圧倒。第1セット第2ゲームで、ダウンザラインへのフォアのストロークウィナーを決めて、サービスブレークに成功して優位に立つと、第4ゲームもブレークして、30分でセリーナがセットを先取した。
第2セットに入っても、セリーナの勢いは止まらず、第1ゲームでリターンエースを決めてブレークすると、第5ゲームもブレークして勝負を決めた。
セリーナは、ファーストサーブでのポイント獲得率が92%に達し、バックハンドストロークウィナー15本を含む、合計38本のウィナーを叩き込み、エラニを寄せつけなかった。
「セリーナが良いプレーをした。このようなプレーをしたら、セリーナが世界のベストプレーヤーだわ」(エラニ)
「他のどの試合よりもいいプレーができたわ。プレーも安定していたし。もちろん自分がいつもベストだと信じているの。(アザレンカに対して)失うものはないし、私にとって良いチャレンジになると思うわ」(セリーナ)
決勝で、セリーナは、世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(と対戦する。共に、今シーズン二つ目のグランドスラムタイトルをかけて戦う。アザレンカが勝てば全米オープン初優勝、セリーナが勝てば2008年以来4度目の優勝となる。
※写真は、圧倒的な強さでエラニを倒し、決勝に進出したセリーナ・ウィリアムズ
全米オープン
女子シングルス
準決勝
○ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[1] 3-6 6-2 6-4 ●マリア・シャラポワ(ロシア)[3]
○セリーナ・ウィリアムズ(米国)[4] 6-1 6-2 サラ・エラニ(イタリア)[10]
準々決勝
○マリア・シャラポワ(ロシア)[3] 3-6 6-3 6-3 ●マリオン・バルトリ(フランス)[11]
○ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[1] 6-1 4-6 7-6[5] ●サマンサ・ストーサー(オーストラリア)[7]
○サラ・エラニ(イタリア)[10] 6-2 6-4 ●ロベルタ・ビンチ(イタリア)[20]
○セリーナ・ウィリアムズ(米国)[4] 6-1 6-3 ●アナ・イバノビッチ(セルビア)[12]