[ニューヨーク 8日] テニスの四大大会最終戦、全米オープンは8日、男子シングルス準決勝を行い、第3シードのアンディ・マリー(英国)は第6シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)に5─7、6─2、6─1、7─6の逆転勝ちを収め、決勝に進出した。
もう1つの準決勝、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)対第4シードのダビド・フェレール(スペイン)戦は、第1セット途中で悪天候のために9日に持ち越された。これにより、男子シングルス決勝は10日の月曜日に行われることとなった。
先に行われたマリー対ベルディハ戦も強風に見舞われ、勝ったマリーは「スコットランド出身の自分でさえ、これまで経験した試合の中で最も厳しいコンディションの1つ」とコメント。マリーは英国出身の男子選手では1936年に全米オープンを制したフレッド・ペリー以来となる四大大会優勝へ、あと1勝とした。
なお試合後の会見場には同じスコットランド出身の俳優ショーン・コネリーとサッカーのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のアレックス・ファーガソン監督が激励に訪れ、マリーを驚かせる一幕も。マリーは「決勝戦も見てもらえればうれしい。今回こそは違う結果を出したい」と、グランドスラム初制覇に向けて意気込んだ。
※写真:テニスの四大大会最終戦、全米オープンの男子シングルス準決勝、第3シードのアンディ・マリー(写真)は第6シードのトマーシュ・ベルディハに逆転勝ちを収め、決勝に進出(ロイター)