錦織圭(日清食品)が、2011、2014、2015年ウィンブルドン・チャンピオンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、6-3、2-6、2-6で敗退。

ジョコビッチは3度のウィンブルドン優勝も含めグランドスラム大会では合計12回優勝している。そのチャンピオンに対して錦織は互角のテニスを繰りひろげ競り合うものの敗れてしまった。

錦織「ディフェンスが良く、深いボールがかなり返ってきたので、攻めきれなかった。
最後まで、あきらめずチャンスは来ると思ってやっていた。第3セット(第5ゲーム、0-40)のブレーク・チャンス。あそこを取っていたら、プレーも変わっていたかもしれない。」と残念がる。

しかし「芝で良いテニスができたというのは、ちょっと自信になった。ベスト8の結果よりも、この芝で自分のテニスを見つけ出せたことは大きな収穫」と得たことも大きかった。

悔しいだろうがその悔しさよりも、先をみたコメントをする錦織圭。頼もしい姿であった。
これからは守るポイントがないため、これからのツアーで活躍しATPファイナルを目指したいと言う。

試合の様子

錦織圭 芝でのテニスを楽しめるようになっていた

第1セット

第3ゲームで先にブレークされたが、すぐに次のゲームをブレーク・バック。
左右の後は前後、そしてロブを追い錦織は股抜きショットを打ちラリー戦を続ける。見応え満載のテニスをセンターコートで披露した。
レベルの高い戦いには自然と大きな拍手が起こる。

第8ゲーム、30-15から錦織はライン際のイレギュラーバウンドなどもありサーブをブレーク。

ジョコビッチのサービング・フォ・ザ・セット。40-15からデュースに持ち込むがサービス・エースなどでキープされ6-3で取られる。

第2セット

最初のサービスゲームを錦織は5回のデュースの末にキープした。

錦織サーブの第3ゲームも0-40とピンチ。
サーブ&ボレーそしてスマッシュなどと積極的にプレーし、デュース後にキープする。

すると、次のゲームで17回のラリー戦に勝ち、30-40とブレーク・チャンス。ジョコビッチのドロップはネットになりブレークに成功。

第7ゲーム、デュース後にきっちりとサービスをキープし、5-2。

5-3、錦織のサービング・フォ・ザ・セット、深いサーブからオープンに決めて6-3で取り返した。

第3セット

第4ゲーム、錦織40-15からデュースに持ち込まれブレーク・ポイントも握られる。
ネットに出てボレーで決め2度目のデュース。
ジョコビッチのリターンをジョコビッチの動きの逆をつき決めキープする。

第5ゲームでは0-40と錦織にブレーク・チャンスが。
ストレートに攻めたが惜しくもワイド。2回のデュースの末にジョコビッチにキープされる。

錦織のサーブ。サービス・エースで30-30とするがフォアをネット。バックのクロスをワイドにし、サーブを落とす。2-4。ジョコビッチが驚異的なディフェンス力を発揮し粘る。

第8ゲームもブレークされ、2-6でこのセットを落とした。

第4セット

第1ゲームでブレークに成功するが、ジョコビッチが直後の第2ゲームをブレーク・バックする。

第4ゲームは7回のラリー後バックをネットするなど、再びブレーク。

錦織2-5、40-15から鋭いリターンを決められるなど、デュースに持ち込まれる。

2度目のデュースの末にジョコビッチにブレークを喫し、2-6で第4セットを落とし、準々決勝敗退となった。

残念ながら1933年ウィンブルドン準決勝を戦った佐藤次郎以来85年ぶりの準決勝進出とはならなかった。

センターコートでジョコビッと素晴らしい戦いを繰りひろげた錦織圭

ウィンブルドン2018【試合結果・詳細】

記事:塚越亘/塚越景子/協力:内田暁 photo/H.Sato/TJapan