30日、東京都江東区にある有明コロシアムで、2月1日から3日に行われる、アジア/オセアニアゾーングループ1、1回戦のインドネシア戦のプレドロー記者会見が行われた。日本代表とインドネシア代表が試合に向けて、その意気込みを語った。
2012年12月にデビスカップ代表監督に初選出された植田実監督は、今回のインドネシア戦が初采配となる。また若手期待の内山靖崇(20歳)が初めて代表メンバーに選出され、コートに立つことになれば日本デビスカップ代表として歴代99番目の選手となる。
植田実監督はインドネシア戦に向け「9月のワールドグループ入れ替え戦の前に、今回の1戦はどうしても乗り越えなければならない一戦。インドネシアは手強く、これまでの長い歴史の中で多くのテクニシャンを生み出している国。我々日本チームは、ホームで開催されるアドバンテージを生かしながら、選手一人一人が自分のテニスをすることが最大の課題である」と自身の初采配となる戦いに向け意気込みを述べた。
また今回、錦織が不在となり、エースの役割を担う添田豪(28歳)は「ランキング的にも自分たちの方が上ではあるが、デビスカップは何が起こるか分からない。インドネシアの選手もそういう気持ちでプレーしてくると思うので、より一層気を引き締めていきたい。ただ、こちらも自分たちのプレーをすれば絶対に勝てるという自信を持って試合に臨みたい」と述べた。
伊藤竜馬(24歳)は、「最終的な目標であるワールドグループ入りをできるように戦いたい。最初から最後まで全力で出し切るつもりで、日本を代表するプレーをしたい」と述べた。
杉田祐一(24歳)は、「昨年、ワールドグループを経験して、たくさん悔しい思いもした。もちろん、またワールドグループに復帰したい。1戦1戦チーム力を上げたい。全力でチームのサポートをして、自分の出番があるときは全力でプレーしたい」と語った。
初選出の内山は、「今まで先輩方が戦ってきた姿を見てきて、どういう気持で戦っているのかというのも見てきた。その経験を生かして、自分が出場する機会があればチームのために日本のために全力でプレーしたい」と語った。
以下、インドネシアチームのコメント
ボニット・ウィルヤワン監督
「今回は勝負するために来日した。負けるためにきたわけではない。我々は一生懸命全力でプレーをする」
クリストファー・ルンカット
「この数週間非常にトレーニングをしてきた。我々のチームテニスは素晴らしい。日本戦の対策として精神的にも体力的にも調整してきた。両方の国がベストなテニスができることを望んでいる」
エルバート・シー
「この勝負で我々に失いうものはない。プレッシャーは日本人選手のほうが感じていると思う。我々は全力をつくしてプレーするのみ」
ケタットニサ・エルタ
「全く失うものはない。チームが勝つことを望んでいる」
ウィスヌアディ・ヌグロホ
「我々に失うものはない、全力をつくすだけ。しっかり準備をしてきたので金曜日からプレーできるのを楽しみにしている」
なお、試合は1日にシングルス2試合、2日にダブルス1試合、3日にシングルス2試合が行われ、3勝したチームが勝利国となる。
※写真は、デビスカップ日本代表チーム、左から内山靖崇、杉田祐一、植田実監督、添田豪、伊藤竜馬