1日、東京都江東区の有明コロシアムで、デビスカップ(国別対抗戦)のアジア/オセアニアゾーングループI、1回戦、日本対インドネシア戦が行われ、第2試合目に、世界ランク67位の添田豪(28歳)が登場。添田は、同1783位のウィスヌアディ・ヌグロホ(18歳)と対戦し、6-0、6-0、6-1のスコアで完勝した。
試合を通して、添田のテニスにヌグロホはついていくことができず、ラリーが数本成立したとしても、添田が決めるか、ヌグロホのミスで終わる場面が多く見られ、添田が完全に試合を支配する。
添田は、第3セット、第5ゲームでデュースの末、一度相手にサービスキープを許したのみで、相手に一度もブレークを許さず、完璧に近い形で勝利した。試合時間は1時間6分だった。
今日、行われた第1試合で伊藤竜馬(24歳)が勝利しており、第2試合目の添田も勝利し、初日の結果は日本代表が2勝リードした。
試合は1日目にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合、3日目にシングルス2試合が行われ、3勝したチームが勝利国となる。
以下、試合後の添田豪と植田実監督のコメント
添田「今日は、竜馬が大事な第1試合目に勝ってくれて、僕も絶対に負けられないと思っていた。相手がどうあれ、勝つことだけを考えてやっていた。スコア的にこういうスコアになったが、特に1ゲームも与えないということは考えていないかった。試合に臨む前の気持ちも、試合中の集中力も保てていた。内容も満足している」
植田実監督「今日の第1試合は非常に大切だと思っていた。しぶとい相手でもあるし、オープニングマッチなので固くなるかと思ったが、伊藤がしっかりと切り抜けてくれた。伊藤の自信にもつながると思う。添田については、力がついたというのを発揮してくれた。これがグランドスラムの本戦に出場する、トップ100位の選手のテニスだなと実感した」
アジア/オセアニアゾーングループI、1回戦
1日目
シングルス2
○添田豪 6-0 6-0 6-2 ●ウィスヌアディ・ヌグロホ
シングルス1
○伊藤竜馬 6-2 6-2 6-4 ●クリストファー・ルンカット
※写真はデビスカップ1日目のシングルスで勝利した添田豪