8月2日 米国、ワシントンDCで行われているATP500 シティ・オープン(ATP/WTA男女共催大会)
錦織圭(日清食品)が、3回戦で第9シードのD・シャポバロフ(カナダ)を7-6(1)、6-3で下し8強進出を決めた。
第1セットは互いにキープ合戦、タイブレークに縺れる。
タイブレークに入り、錦織が3ポイントを連取しリード。7-1でものにした。
第2セットもキープが続く、終始良いテニスをしていた錦織がシャポバルフにプレッシャーをかけ、第7ゲーム、第9ゲームもブレークし勝利。
準々決勝では、21歳、世界3位のA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。対戦成績は1勝1敗。
女子シングルス2回戦で第3シードの大坂なおみ(日清食品)がM・リネッテ(ポーランド)に2-6、6-3、3-6で敗れ、8強入りを逃した。
日比野菜緒(LuLuLun)は腹筋を痛め、B・ベンチッチ(スイス)との2回戦を棄権した。
錦織圭試合様子
第1セット
錦織のサーブで始まる。
2-2、錦織のサーブ。
ドロップ・ショットをドロップ・ショット返しでやられ、30-30と競られるが、サービス・エースなどで3-2とキープ。
5-5、30-0。オープンに打てば決められるイージーなボレーをネット。30-15となり心配させるが、しっかりキープした。
錦織6-5とリード。シャポバロフの体の真ん中にきたサーブを、しゃがみ拝むよおうな姿勢でリターンをするなど、錦織はひつこくプレーしデュースに持ち込む。
オープンからバックボレーを決め、セットポイントを掴む。しかしここはシャポバロフがキープ。
タイブレークに
シャポバロフの攻撃をよく返した錦織。錦織らしい粘っこいプレーぶりで 1-0
ダブルフォルトとバックのフレーム・ショットなどで、3-0とリード。
リターン・エース級からオープンに決め、5-1。
シャポバルフはフレーム・ショット。イライラを爆発させラケットでシューズを何度も叩く。6-1だ。
シャポバロフのバックはネット、7-1で錦織がタイブレークを取る。
第2セット
シャポバロフのサーブの第1ゲーム、40-0からデュースに持ち込む錦織。
第5ゲーム、2-2。
ラリー戦、最後はバックのダウン・ザ・ラインを決め30-30と粘る錦織。
第7ゲームもデュースに持ち込んだ。
シャポバルフはフォアをネットし、錦織はブレーク・チャンスを掴む。
そして2度目のデュース。2回目のブレーク・チャンスでなんと相手のダブルフォルト。錦織がブレークに成功した。4-3。
第1ゲームから素晴らしいプレーでプレッシャーをかけていたからだろう。
シャポバロフから3-5のサーブ。40-15からドロップ・ショットを返し40-30。
そしてドロップ・ショットから逆を付き、デュースに。
深いリターンからミスを誘い、錦織はマッチポイントを握る。
5回目のシャポバロフのショットはワイド。
錦織素晴らしいプレーで8強となった。
男子ATP500:$2,146,815 Citi Open
48ドロー
女子WTA International:$250,000 Citi Open
32ドロー
大会会場:Rock Creek Park Tennis Center
期間:07/30 - 08/0/2018
オーダー・オブ・プレー
ライブスコア
現地時刻(時差-13時間)
記事:塚越亘/塚越景子 写真 by CITI OPEN