USオープン 9月7日(金)大会12日目

男子シングルス準決勝が行われ、錦織圭(日清食品)はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、4-6、2-6で敗れ、USオープン決勝進出はならなかった。

残念ながら決勝進出は逃したが、昨年は手首の怪我でこの舞台でプレーさえできなかった。復帰して、まだ7ヶ月しかたっていないことを考えれば錦織圭のグランドスラム大会4強は素晴らしことだ。

錦織圭
インタビュー

「(ジョコビッチは)サーブ、リターン、ストロークすべてが安定していた。彼と戦うだけのエネルギーが残っていなかった」

「(いつもなら)よみがえってくる自分のテニスが、あんまり来る気配がしなかった。足も動かず体も使えてないからミスが出る。試そうと思ったことをことごとく封じられて鋭い球が飛んできた。自分が彼のレベルについていけなかった」

以前の4強との違いはと聞かれ
「う~ん、すいません、頭が回らなくなってきた(笑)。グランドスラムの決勝とか優勝というのは、体力がいる。メンタル的にも疲労は来るので、そういう強さもないといけない」

「夏、自分のテニスを失いかけていた中で、やっと取り戻してきた。いいテニスで、この2週間、やりきれた」

錦織圭vsジョコビッチ 観客を魅了する攻防があった

4強になった錦織、賞金1億円を獲得。($925,000)

錦織圭対ジョコビッチ
準決勝 試合経過

第1セット

ジョコビッチのサーブで始まる。
「ジョコビッチとのプレーは楽しみ」と言っていたが、最初のサービスゲームでブレークを許し、0-3と苦しい展開。
以降のサーブはキープするが、ブレークのチャンスはなく3-6で落とす。
第8ゲーム。ネットにつく際に左足首を外側に捻り、捻挫か?とヒヤリと思われるシーンがあったが、大丈夫そうだ。

第2セット

最初のゲーム、凄いラリー戦。先にダウン・ザ・ラインをジョコビッチが攻め30-40とブレーク・ポイントを握る。
今度は錦織が短くなったボールを高い打点のバック逆クロスでデュースに持ち込む。
デュースは5回、ブレーク・ポイントは4回あったが錦織が13分近くかけキープした。

第2ゲーム、2度目のデュース、ジョコビッチがダブルフォルト。錦織に初めてのブレーク・チャンスがくる。錦織のバックのリターンは白帯に当たってしまった。2度のブレーク・チャンスがあったが、ジョコビッチが苦しみながらもキープ1-1とキープする。

2-2、錦織のサーブで0-40とピンチに。17回のラリー戦、ジョコビッチのドロップ・ショットを錦織はドロップ返しやネットにつきボレーで決めるなど、デュースに持ち込む。しかし4度目のブレーク・ポイントのラリー戦後。フォアをふかしサーブをダウン、2-3となる。
流れは再びジョコビッチのものとなり、第2セットを4-6で落とす。

第3セット

錦織は第3ゲームのサーブを落とす。
1-3、錦織のサーブ。デュース3回、ラリー戦に打ち勝ち、錦織2-3とキープする。
2-4、錦織のサーブ。15-40のピンチはTへサービス・エースで逃れるが、バックのショットはロングで2-5。

5-2、ジョコビッチのサービング・フォ・ザ・マッチ。マッチポイントを逃れデュースに。
錦織、フォアでストレートにリターン・エースを狙ったがワイドしてしまい、2回目のマッチポイント。
ジョコビッチは錦織に振られながらもバランスを保ち、バックのストレートに決めた。錦織は3-6で敗退した。

錦織のウイナーの数は22。ジョコビッチは16。凡ミスの数はジョコビッチの29に対し錦織は51。
ジョコビッチは「この試合に集中して臨めた。戦略がうまくいき、錦織の良さを奪うことができた」と。錦織らしい攻めのテニスができるようになってきても、ことごとく錦織の攻撃をかわした。
錦織は1度もブレークを奪うことができず敗戦してしまった。

<<男子決勝>>
デル ポトロ(ARG) vs ジョコビッチ(SRB)

<<準決勝>>
◎デル ポトロ(ARG) 76(3) 62 ret. ●ナダル(ESP) vs
◎ジョコビッチ(SRB) 63 64 62 ●錦織圭

<<準々決勝>>
◎ナダル(ESP) 06 64 75 67(4) 76(5) ●ティーム(AUT)
◎デル ポトロ(ARG) 67(5) 63 76(4) 62 ●イズナー(USA)
◎錦織圭 26 64 76(5) 46 64 ●チリッチ(CRO)
◎ジョコビッチ(SRB) 63 64 64 ●ミルマン(AUS)

フェデラー4回戦で敗れた!
◎ミルマン(AUS) 36 75 76(7) 76(3) ●フェデラー(SUI)
男子ドローPDF
男子ドローnet

賞金総額60億円:2018 USオープン

シングルス賞金(男女同額)
優勝:$3,800,000(4.2億円)
準優勝:$1,850,000(2.1億円)
ベスト4:$925,000(1億円)
ベスト8:$475,000(5300万円)
4回戦:$266,000(3000万円)
3回戦:$156,000(1740万円)
2回戦:$93,000(1040万円)
1回戦:$54,000(600万円)

2018 USオープン

記事塚越亘、塚越景子、森下泰、西谷明美 写真佐藤ひろし/TennisJapan