9月17日 東レ・パンパシフィック・オープンのシングルス1回戦が行われ、元4位のチブルコバ(スロバキア)が予選突破した日比野菜緒(LuLuLun)を6-1、5-7、6-3で破り、大坂なおみ(日清食品)の2回戦での対戦相手となった。

予選を勝ち上がった土居美咲(ミキハウス)は37位のジョルジ(イタリア)に2-6、1-6で敗れた。
ダブルス1回戦で今西美晴(島津製作所)/ツァヤ(ドイツ)組は8強入りを決めたが、林恵里奈(福井県スポーツ協会)/内島萌夏(昭和の森TS)組は第1シードを相手に健闘したが敗退した。

大坂なおみの対戦相手は元世界4位
大坂が目指すWTAファイナル優勝者

日比野菜緒 チブルコバに惜敗


USオープンに優勝した大坂なおみの凱旋(がいせん)試合の対戦相手は、ドミニク・チブルコバ(スロバキア)と決まった。
29歳、身長は160cmと小柄だが、強力なフォアが武器。最高ランキングは4位(2017年3月)。今年のウィンブルドンでは8強、全米では16強になっている。
ツアー8勝。その内の一つは、大坂が今年の目標としているシンガポールで行われるツアー最終戦、2016年のWTAファイナル。その年のUSオープンチャンピオン、No.1だったケルバーを決勝で破って優勝している。

大坂の初戦は19日(水)か20日(木)になるだろう。

日比野菜緒惜敗
大坂への挑戦権逃す

日比野は大坂への挑戦権を惜しくも逃した。

日比野は第1セットを1-6で落とすが、第2セットを7-5で取り返す。ファイナル・セットも競り合うものの3-6と大接戦の末に敗れた。

第2セットに入る時に竹内コーチから「何万回と練習したショットを使う。勝つためにはファイトしないと。」などとコーチングを受ける。すると段々と日比野のテニスが蘇ってきた。
「チャンスもあったので悔しい。打ち勝てたところもあった。最後は相手の気迫が凄かった」と。フルセットの末に敗れてしまったが、「学ぶところあった」と。敗戦を糧に強くなっている日比野菜緒だ。

土居美咲
復帰中

土居美咲 頑張れ!


2016年10月には最高ランキング30位になった。より上を目指すものの、結果が出ず、2018年6月には328位まで落ち込む。「苦しい時期。試合に行くのも怖く、気持ちと体がかみ合わなかった」と言う。

下部大会のITFから再チャレンジ、2大会に優勝。「徐々にポジティブに」なり、8月には163位までカンバック。東レPPOでも予選を勝ち上がった。「地道に頑張りたい」と再帰中の27歳だ。頑張れ!

東レPPO優勝したいと大坂なおみ

記事:塚越亘 塚越景子 写真 伊藤功巳/TennisJapan