1月3日 錦織圭(日清食品)、大坂なおみ(日清食品)が揃って4強となった。
錦織、大坂の準決勝は1月5日(土)に行われる。4日は二人共に試合はない。1月5日 オーダー・オブ・プレー

予選を勝ち上がり見事本戦入り、本戦でもシード選手を破り8強になった内山靖崇(北日本物産)、マッチポイントを握ったが惜しくも敗れた。勝っていたら錦織との対戦になったのだが。

ナダルの欠場によりラッキールーザーで本戦入りしたダニエル太郎(エイブル)の2回戦も行われ、元5位のソンガ(仏)に接戦を挑むものの6-7(5)、3-6で敗れた。

錦織圭 2017年決勝リベンジ成功!
ディミトロフ破る

<<準々決勝>>
◎錦織圭 7-5 7-5 ●ディミトロフ

錦織圭がリベンジに成功した。
ディミトロフとは2017年このブリスベン国際決勝で対戦、敗れている。2017 ブリスベン国際準優勝の記事

第1セット、錦織にブレーク・チャンスがくるが、ブレークできずに5-5となる。
5-5、ディミトロフのサーブ、3度目のブレーク・ポイントをものにした。

第2セットは先にサーブを落とし、一時1-4となったが、3ゲーム連取で追いつく。
「ディミトロフとはいつも接戦、タフな戦いになる。今日は良いテニスができた」と錦織。
要所要所でネットにつくなど積極的な試合で勝利した

準決勝は内山を破ったシャシャディ(仏)と対戦する。
「ウッチー(内山)とはやりたい気持ちと、怖いなっていう気持ちが半々ぐらい。
でも、いつか自分に勝ってくれたら、それはそれで、すごくうれしい。」と正直な気持ちを話してくれた錦織だ。

大坂なおみ
貫禄勝利!

<<準々決勝>>
◎大坂なおみ 3-6 6-0 6-4 ●セバストワ

逆転勝利大坂なおみ

大坂のパワーストローク対セバストワの緩いスライスでの攻防。大坂がネットにつくとパッシング・ショットを決める。
オープニングゲームでいきなりサーブを落とす展開。第9ゲームも落とし第1セットを取られた。

対戦成績は1勝2敗、2017年の初対ではストレート勝ちだったが、昨年は研究され2敗している。嫌な展開だったが、グランドスラム大会で優勝している大坂は落ち着いていた。
「チャンスを待ったね。いいプレーできた」。
準決勝では27位のツレンコ(ウクライナ)と対戦する。

内山靖崇 マッチポイントあった!
錦織圭vs内山靖崇の準決勝は実現せず

内山靖崇 見事予選から8強


<<準々決勝>>
●内山靖崇 4-6 6-3 6-7(5) ◎シャディ

世界185位の内山、予選から出場し勝ち上がる。本戦2回戦では第3シードで14位のエドムンド(英国)を破った。そして準々決勝で40位のシャディ(フランス)と対戦した。

試合はファイナルセットに縺れる。先に内山がサーブを落とし、2-4となってしまったがブレーク・バック。
6-5の時にシャディのサーブながら、内山はマッチポイントを握った。しかしここでシャディは3連続サービス・エースでタイブレークに。
タイブレークでも大接戦。4-4、ここでの内山のダブルフォルトが痛かった。残念ながら5-7で惜敗した。

充実したプレーを見せる錦織圭


1月14日(月)からは2019年度最初のグランドスラム大会である全豪オープンだ。

記事:塚越亘/塚越景子 写真by Wataru Tsukagoshi CanonEos7D/TennisJapan