1月5日 錦織圭がシャディ(仏)を6-2、6-2で破りツアー通算26回目の決勝に進出した。
大坂なおみはツレンコ(ウクライナ)に2-6、4-6のストレートで敗れ、ツアー通算5度目の決勝進出はならなかった。

「大坂なおみ、錦織圭、アベック優勝狙う!」というタイトルを考えていたのだが実現しなかった。
13時から行われた女子準決勝では大坂の調子が上がらずツレンコにストレート負けを喫してしまう。
続く15時からの男子準決勝では錦織がシャディを完璧なプレーで勝利、決勝進出を決めた。

錦織、1月6日(日)19時からの決勝でメドベージェフ(ロシア)と対戦、2016年2月の全米室内選手権(メンフィスオープン)以来、約3年ぶり、12度目のツアー優勝を狙う。
1月6日 オーダー・オブ・プレー

錦織圭 完璧!

<<準決勝>>
◎錦織圭 6-2 6-2 ●シャディ

シャディ、準々決勝の内山靖崇戦では5-6、30-40とマッチポイントを握られたが、そこを3連続サービス・エースでしのぎ、勝ち上がってきた。思い切りの良いプレーが持ち味のプレーヤーだ。
そのシャディに対して錦織、ジュニア時代には2歳以上年上ということもあり3戦全敗と1度も勝てなかった。それを引きずってか、ツアーでも2013年までは1勝2敗と分が悪かった。しかし、2014年の楽天ジャパンオープン以来は5連勝している。
「今日はサーブとリターンが良かった。ほとんど完璧なプレー」と錦織自身が言うように、見事なプレーで勝利した。

決勝では22歳、トップ10入りを確実視されている現在16位のメドベージェフと対戦する。メドベージェフとは昨年の楽天ジャパンオープン決勝で対戦している。
日本での優勝を意識し過ぎたか、プレーがかたく優勝を逃してしまった。その時の記事:錦織圭優勝ならず「勝つことをおそれるな」【ジャパンオープン】  

錦織、最後に優勝したのが、2016年2月の全米室内選手権、その時の記事:錦織圭全米室内4連覇 ツアー11勝!
それ以来、ツアー決勝で9連敗をしているが、そのことをメディアから聞かれ、「気にしていない。いつか勝てる。自分のプレーをするだけ」と錦織圭に気負いはない。

大坂なおみ すねちゃった!

大坂なおみミスも重なり敗退


<<準決勝>>
●大坂なおみ 2-6 4-6 ◎ツレンコ

大坂はオープニングゲームを落とす。イージーミスが多く、強い時の大坂ではない。
第2セットに入っても調子は上がらず、第1ゲームをブレークされ、3-5、大坂のサーブで15-40とマッチポイントを握られる。そこをしのぎ、4-5とした時はここから大坂の反撃が始まる雰囲気があったが、1度もブレークすることができずツレンコに初めて敗れた。

「何か最悪、あまりにもうまくいかない、少しすねちゃった」と大坂。
出場を予定していた6日開始のシドニー国際を欠場。次の大会は14日開幕の全豪オープンだ。

積極的なプレーで決勝進出 錦織圭


1月14日(月)からは2019年度最初のグランドスラム大会、全豪オープン

記事:塚越亘/塚越景子 写真by Wataru Tsukagoshi CanonEos7D/TennisJapan