1月6日(日)ツアー決勝で9連敗していた錦織圭(日清食品)が遂に優勝した。
第4シード、ロシア期待のD・メドベージェフ(22歳)を6-4、3-6、6-2で破り、2016年2月の全米室内選手権(メンフィス・オープン)以来約3年ぶりとなるツアー大会優勝を飾った。

メドベージェフには、昨年10月の楽天オープン決勝で敗れていたがリベンジに成功、ツアー通算12勝目をあげた。
「とてもハッピー。
やっと優勝できた。
ここ(ブリスベン)は7回目か8回目の出場だと思うけど、いつも応援が力になっている。ありがとう。
すばらしい決勝戦。メドベージェフには昨年日本での決勝
で負けているので、リベンジできてうれしい。
去年は怪我でここには出場できなかった。ここまで回復できてうれしい。
来年、ここに戻ってきたい。
今年は良いスタートができた。
素晴らしいシーズンにしたい」と優勝スピーチ。スタンドから大きな声援と拍手がおこる。

錦織圭 9連敗止める!
3年ぶりのタイトル 決勝詳細

錦織圭忍耐力あるしぶといプレー

<<決勝>>
◎錦織圭 6-4 3-6 6-2 ●メドベージェフ

第4シードのメドベージェフは22歳、現在16位。2回戦でマレーを7-5,6-2。準々決勝で第5シードのラオニッチを6-7(2),6-3,6-4。準決勝では元世界4位のソンガを7-6(6),6-2で破り決勝に進出してきた。
「弱点がない完成された選手。すぐにでもトップ10に入ってくる」と錦織も強さを認めている。

両者は3度目の対戦で、1勝1敗。その1敗は昨年10月の楽天オープン。その時の記事:錦織圭 メドベージェフに敗れ準優勝。「勝つことをおそれるな」

トスに勝った錦織はレシーブを選ぶ。

第1セット
いきなり凄いストローク戦。

第2ゲーム、錦織は0-40とピンチ! デュースするが、サーブを落とす。
続くゲームで錦織は30-40とブレーク・バックのチャンスをつかんだが、ここはブレークできず、0-3と苦しい展開。
ちょっとプレーがかたくみえる。

第4ゲームでもデュースに追い込まれる錦織。ここをキープ。

すると、第5ゲームでブレーク・バックに成功。

第7ゲームでも30-40とブレーク・チャンス。錦織、回り込んでのフォアのリターン・エースを決めてブレーク!

第8ゲームは40-15からサービス・エースを決め、0-3から5ゲーム連取で5-3とリードする。

5-4、サービング・フォ・ザ・セットは40-0とセットポイント。
メドベージェフのバックのリターンを、逆をつくかのようにまたバッククロスへ深く打ち返しラブでキープ、第1セットを6-4で取る

第2セット

勢いに乗った錦織は第1ゲームで、30-40とブレーク・チャンスを握った。
3度あったブレーク・チャンスだったが、4度のデュースの末にメドベージェフがキープ。

第5ゲームでも、ロブからのダウン・ザ・ラインを決めて15-40とブレーク・チャンスを作る。

第7ゲームもデュースでブレーク・チャンスがあったが、メドベージェフにキープされる。

第8ゲーム、錦織のロブがわずかにアウトになり30-40とピンチに。ここでメドベージェフはダウン・ザ・ラインを決めブレークする。錦織3-5。

3-6で第2セットを落とす。このセットは8本のブレークポイントがあったのだが。

ファイナル・セット

「2セット目でチャンスがありながら落とした。
どうしたらよいかという気持ちもあった」と錦織。

錦織のサービスゲームから始まる。なんと30-0からダブルフォルトが二つ。しかしなんとかキープ。

第3ゲームは0-30とメドベージェフに攻められるもキープ。

お互いに精神戦だがメドベージェフのイライラが爆発する。
そこを付け込み第4ゲームを破り、第5ゲームをしぶとくキープ、4-1とリード。

第6ゲームは15でブレーク、5-1だ!

5-1、錦織のサービング・フォ・ザ・チャンピオンシップ
錦織は5-1とリードし、ほっとしたのか?
メドベージェフは開き直り猛攻、なんとラブでブレークされる。

3年ぶりの優勝のプレッシャーか?嫌な展開だ。

第8ゲームはメドベージェフのダブルフォルトで始まる。

なんとなんとラブでブレーク。6-2で奪って勝利を決めた。

決勝での9連敗を遂に克服優勝!

「最後まであきらめず、勝利できて良かった。
とてもいい準備ができて全豪オープンに向かえる。
(全豪でも)ここでのプレーのように自分のテニスをしたい」

次は14日開幕の全豪オープンだ。

ボールペンボーイ&ガールと記念日

記事:塚越亘/塚越景子 写真by Wataru Tsukagoshi CanonEos7D/TennisJapan