1月14日 全豪オープン 初日 今日はなんと34度。初日からこの暑さで始まる。明日はもっと暑くなるらしい。

西岡良仁(ミキハウス)が、格上を破り3年連続の2回戦進出を決めた。先週の前哨戦、ATP250オークランド(ニュージーランド)で優勝。昨年の全豪オープンでは元覇者のワウリンカや5位のティエムなど破り8強になっているD・サンドグレン(米国)に6-4, 7-6(5), 4-6, 6-4 3時間12分の激戦で勝った。2回戦では第10シードのK・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。

伊藤竜馬(北日本物産)は予選勝者のD・エバンズ(イギリス)に5-7, 1-6, 6-7(8) で敗れた。
厳しい予選3試合を勝ち抜き3年ぶり5度目の全豪オープン本戦入り。これに勝っていたら2回戦で、大会2連覇中のR・フェデラー(スイス)と対戦になっていたかも知れなかったが。

初日は男子はフェデラー、ナダル、女子では昨年のチャンピオンのウォズニアッキ、ケルバー、シャラポワなど勝ったが、今季で引退をほのめかしていた元1位のA・マレー(英国)は第22シードのバウテイスタ アグート(スペイン)に4時間9分の熱戦の末、4-6,4-6,7-6(5),7-6(4),2-6 で敗れ1回戦で姿を消した。

15日、大会2日目には、錦織圭、大坂なおみ(日清食品)、ダニエル太郎(エイブル)、土居美咲(ミキハウス)の試合がある。

西岡良仁3年連続2回戦へ
2回戦はジュニア時代負けなしハチャノフだ

<<男子1回戦>>
◎西岡良仁 6-4 7-6(5) 4-6 6-4 ●D・サンドグレン(米国)

「3年連続2回戦進出はとても嬉しい。
第1、第2セットはタイトだったが、うまくやれていた。
2セットアップして若干気を許した。
5セットマッチの戦い方はへたくそだと思った。」

「お互いにプレースタイルはガンガン打ってくるタイプではない。
自分としてももっと打ってほしかった。
自分から打ちたいが、彼が下がっているのでリスクを取らなかった。駆け引きが微妙だった。」

「このレベルの相手に勝てたのは嬉しい。調子も上がってきている。
しっかり勝って上の選手とやれる機会ができて良かった。」

===2回戦は第10シードのK・ハチャノフ(22歳)。ジュニア時代は2勝している===

「ジュニアの時は何回かやっている。
作戦をしっかり立てて調整したい。可能性は0ではないので、チャンスを狙いたい。
シドニー国際(8強と活躍、シュワルツマンに敗れた)では、タイプは違うがシュワルツマンともやっている。食らいついていく自信はある。」と23歳の西岡良仁

伊藤竜馬
手術、不安を乗り越え戦った

厳しい予選突破した伊藤竜馬


<<男子1回戦>>
●伊藤竜馬 5-7 1-6 6-7(8) ◎D・エバンズ

「ここ1年ぐらい左膝の痛みと向き合いながらやっている。タフな予選を3試合戦って膝に負担が出た。
特にサービスがきつかった。」

2016年夏は右肘手術。17年は不安、18年から徐々に痛みが0になって振れるようになった。その後は初のグランドスラム本戦。
「本戦に行くのが目標だったので、予選を勝ち上がって嬉しかった。また改めてここで戦いたいと思った。」

西岡良仁3年連続1回戦突破

記事:塚越亘/塚越景子/森下泰/小林粛 写真 H.Sato & W.Tsukagoshi/CanonEos7D