1月23日 全豪オープ 大会10日目
女子シングルス準々決勝が行われ、第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第6シードのE・スビトリナ(ウクライナ)を6-4、6-1のストレートで破り4強になった。
「私の目標は、前の二試合でできなかった、怒らずにベストを尽くすこと。きょうはそれができ、満足。
ここは暑いので早くロッカールームに帰らせて!」とユーモアを交えてオンコート・インタビューに答える。
その後のNHKの日本語のインタビューの最後には、この日74歳になる祖父、大坂鉄夫さんに「おじいちゃん、お誕生日おめでとう」とメッセージを送った。(孫のいる身には羨ましい最高のプレゼント!)
日本女子の全豪シングルスとしては1994年伊達公子以来25年ぶりのベスト4進出。この勝利で28日発表予定の最新世界ランキングで3位以上になることが確定した。
準決勝はセリーナ・ウィリアムズのマッチポイントを4回セーブし逆転勝ちしたKa・プリスコバ(チェコ)と明日、1月24日(木)15時半以降に対戦する。
大坂なおみWTAデーター 1997年10月16日生れ、21歳
大坂なおみITFデーター
準決勝は昨年のUSオープン決勝の再現
でなく、東レPPO決勝の再現
大坂の試合後に行われたセリーナ・ウイリアムズ対Ka・プリスコバ(チェコ)戦。ファイナル・セットはセリーナが5-1とリード、サービング・フォ・ザ・マッチで40-30とマッチポイントを握る。勝負ありと思い、「大坂なおみ 準決勝はセリーナと全米決勝の再現」と下書きしてを準備。ほとんどのメディアがそのつもりで原稿を仕上げにかかっていた。が・・・・・。
勝負は最後までわからない。
なんと、サービス・エース級のサーブを放った途端に、「フットフォルト!」のコール。
セカンド・サーブを入れラリー戦が続くが、セリーナは、逆をつかれ左足首を捻ってしまう。
デュースの末にサーブを落とす。
その後あと3回もマッチポイントがあったが、ツアー72回、その内、グランドスラム大会23回優勝しているセリーナでも勝者にはなれなかった。
勝負の世界の厳しさを感じさせる一戦だった。
大坂vsプリスコバ 対戦成績は1勝2敗 昨年の東レPPO決勝ではプリスコバが大坂を6-4 6-4で破り優勝している。
<<女子準決勝>>
4]大坂なおみ vs 7]Ka.Pliskova(CZE)
8]P.Kvitova(CZE) vs D.Collins(USA)
<<準々決勝>>
◎7]Ka.Pliskova(CZE) 64 46 75 ●16]S.Williams(USA)
◎4]大坂なおみ 64 61 ●6]E.Svitolina(UKR)
◎8]P.Kvitova(CZE) 61 64 ●15]A.Barty(AUS)
◎D.Collins(USA) 26 75 61 ●A.Pavlyuchenkova(RUS)
<<全4回戦>>
◎16]S.Williams(USA) 61 46 64 ●1]S.Halep(ROU)
◎7]Ka.Pliskova(CZE) 63 61 ●18]G.Muguruza(ESP)
◎4]大坂なおみ 46 63 64 ●13]A.Sevastova(LAT)
◎6]E.Svitolina(UKR) 62 16 61 ●17]M.Keys(USA)
◎8]P.Kvitova(CZE) 62 61 ●A.Anisimova(USA)
◎15]A.Barty(AUS) 46 61 64 ●30]M.Sharapova(RUS)
◎A.Pavlyuchenkova(RUS) 67(3) 63 63 ●5]S.Stephens(USA)
◎D.Collins(USA) 60 62 ●2]A.Kerber(GER)
女子本戦ドロー
女子予選ドロー
詳しい試合の様子は 森下泰Facebook
記事:塚越亘/塚越景子/森下泰/小林粛 写真 W.Tsukagoshi/TennisJapan/CanonEos7D